2014/05/02

また続くかどうか不明の新シリーズ。今日書いたワンライナーを記録していきます。

今回は、配列に含まれる要素のうち、もっとも出現頻度の多いものを調べる方法です。たとえば、0, 0, 0, 1, 0, 3, 0, 2, 0, 2という配列がある場合、「0」は6個含まれており最も要素数が多いので、この場合「0」を出力します。

ワンライナーは以下のようになります。(配列変数の宣言を合わせると2ラインですけど)

$array = 0, 0, 0, 1, 0, 3, 0, 2, 0, 2
$array | group | sort Count -Descending | select -First 1 | select -Expand Name 

今回のケースのように、「配列内に同一の要素が含まれており、要素ごとに纏める」という手順が必要なときはGroup-Objectコマンドレット(エイリアス:group)の出番です。

$array | group とすると、

Count Name                      Group
----- ----                      -----
    6 0                         {0, 0, 0, 0...}
    1 1                         {1}
    1 3                         {3}
    2 2                         {2, 2}

のような出力が得られます。Count=出現回数、Name=要素、Group=該当する要素のリスト です。なのでこの出力だけでお題の解答である「0」が確認できます。あとはこの出力から求める値を抽出するだけです。

Group-Objectコマンドレットの出力はGroupInfoというオブジェクトです。そう、これもオブジェクトなので、他のオブジェクト同様、プロパティ情報を保ったまま後続パイプラインに渡すことができます。

まずSort-Objectコマンドレット(エイリアス:sort)を用いてGroupInfoのCountプロパティの値で降順ソート(-Descendingパラメータ使用)をかけます。するとCountプロパティが一番大きいGroupInfoオブジェクトが一番最初の要素となります。(今回の場合はたまたまソート前後で最初の要素が同じでしたが)

次にSelect-Objectコマンドレット(エイリアス:select)に-First 1と指定することで一番最初のGroupInfoオブジェクトのみ取得します。最後に、GroupInfoオブジェクトのNameプロパティの値だけを取りだすのにSelect-Objectコマンドレットに -ExpandPropertyパラメータを指定します。

ところでGroupInfoオブジェクトのGroupプロパティ、どうせNameと同じものがCount分列挙されるだけじゃないか何の意味が?と思われるかも知れないので補足です。Group-Objectコマンドレットには-Propertyパラメータ(位置パラメータなのでパラメータ名は省略可能)が定義されており、指定すると任意のプロパティ値に基づいてグループ化してくれます。

たとえば

dir | group Extension

とすると、カレントディレクトリに含まれるファイルが拡張子別にグループ化され、以下のような出力が得られます。

Count Name                      Group
----- ----                      -----
    1 .gadget                   {twitterpost.gadget}
   59 .vbs                      {7zip_fix_archive.vbs, 7zip_store_each.vbs...}
   72 .ps1                      {cddrive.ps1, clipboard.ps1, cmdlets.ps1...}

このようにGroupプロパティの中身は、指定プロパティ値を持つ要素のグループとなっていることが分かると思います。

-Propertyパラメータには集計プロパティを指定することもできるので、

1..10 | group {if($_ % 2 -eq 0){"偶数"}else{"奇数"}}
Count Name                      Group
----- ----                      -----
    5 奇数                      {1, 3, 5, 7...}
    5 偶数                      {2, 4, 6, 8...}

みたいなこともできたりします。

ちなみにGroup情報が不要であるときは、Group-Objectコマンドレットに -NoElementパラメータを付与すると出力を抑制できます。(この場合、出力はGroupInfoオブジェクトではなく、GroupInfoNoElementオブジェクトとなる)

なんか後半はGroup-Objectコマンドレット特集みたくなってしまいました。ではまた次回。

2011/10/09

JScriptは言語単体ではSafeArrayを作ることができません。

そこでJScriptでSafeArrayが必要な場合、VBScriptを併用しVBScriptの配列(これはSafeArrayです)をJScriptに取り込む方法や、Scripting.DictionaryのItems()メソッドを使う方法などが使われているようです。

しかしこれらの方法で多次元のSafeArrayを作るサンプルをあまり見かけませんでした。Dictionaryの方法ではそもそも1次元しか無理ですしね。そんな中、この記事を発見しました→JScriptの配列とVBScriptの配列(SafeArray)を相互変換する方法(2次元編) - プログラマとSEのあいだ
この記事の二つ目の例ではExcelを使用しRegionオブジェクトが二次元配列を返す点を利用しています。これはなかなか盲点というかアイデアものではありますが、実行速度にやや難があるかな?と思いました。

注: ただしこの記事の方法は、もともとExcelで二次元配列が必要な場合があったから考案されたもののようで、その用途においてはExcelを起動するコストは考慮しなくてよいのかもしれません。

一つ目の方法ではVBScriptを併用していますが、.wsfファイルを使用してJScriptとVBScriptを混在させる形式をとっています。この方法はWSHでは問題ありませんが、複数のスクリプトエンジンを混在できないホスト環境では問題があります。

注:そんな環境ってあるのか?と聞かれそうですが、たしかにHTML/HTA/Windowsデスクトップ(サイドバー)ガジェット/WSH/classic ASPなどほとんどの環境では大丈夫そうです。ただ私が最近はまっているJScript実行環境であるところのAzureaでは無理ですね。WSHでも.jsファイルにこだわるのであれば。

そこで考えたのが、ScriptControlを使用してJScriptのコードの中でVBScriptのコードを実行させる方法です。以下のような感じになります。

function array2dToSafeArray2d(jsArray2d)
{
	var sc = new ActiveXObject("ScriptControl");
	sc.Language = "VBScript";
	var code =
'Function ConvertArray(jsArray)\n' +
'	ReDim arr(jsArray.length - 1, jsArray.[0].length - 1)\n' +
'	outerCount = 0\n' +
'	For Each outer In jsArray\n' +
'		innerCount = 0\n' +
'		For Each inner In outer\n' +
'			arr(outerCount, innerCount) = inner\n' +
'			innerCount = innerCount + 1\n' +
'		Next\n' +
'		outerCount = outerCount + 1\n' +
'	Next\n' +
'	ConvertArray = arr\n' +
'End Function\n';
	sc.AddCode(code);
	return sc.Run("ConvertArray",jsArray2d);
}

まあやっていることは本当にJScriptの配列をバラしてVBScriptの二次元配列に詰め直しているだけです。

ただいくつかポイントがあって、まずVBScriptからはJScriptのオブジェクトメンバーにドット演算子でアクセスができます。JScriptの配列はオブジェクトと同一であり、配列はオブジェクトに0,1,2...という名前のプロパティが存在することになります。しかしVBScriptで数字のメンバ名はそのままではドット演算子でアクセスできないので、[]でくくる必要があります(これ、予約語なんかもそうですね。あとVB6でもVB.NETでも同じなので覚えておくといいかも)。なので次元数2の配列の長さを調べるのにjsArray.[0]でまず内側の配列オブジェクトを取得しているわけです。

さらにポイントとして、VBScriptでJScriptの配列を含むオブジェクトメンバを列挙するのにコード例のようにFor Each Next構文が使えます。ただしFor Nextを使ってインデックスアクセスはできません。というのもjsArray.[3]とかはあくまでjsArrayオブジェクトの3プロパティの値を参照しているにすぎず、jsArray.[I]という書き方ができないからです(これだと単にIプロパティの値を見てることになる)。Eval関数を併用すれば可能ではありますが、コードの中にコードを含ませさらにその中にまたコードを含ませるのも微妙なのでここでは使ってません。

あとは紹介した記事の関数部分だけ置き換えればJScriptのVBArrayオブジェクトを用いたテストもできるかと思います。注意点はExcelオブジェクトは配列添え字が1から始まるのに対し、VBScriptの配列は0から始まる点です。LBound関数を使えばその差違は吸収できるかな、と思います。

最初は多次元配列というかn次元配列に拡張した関数を書いてやろうと企んでましたが挫折しました。ネストしたループではなく再帰呼び出しである必要がありますし、ReDimは次元数を動的に指定することができないので実行するVBScript自体を動的生成しなければいけません。興味がある方はチャレンジしてみてください。

元記事:http://blogs.wankuma.com/mutaguchi/archive/2011/10/09/204198.aspx

2011/05/14

PowerShellでJSONをパースする方法はいくつかあると思います。

1. System.Runtime.Serialization.Json.JsonReaderWriterFactoryクラスを用いる

これは.NET Framework 3.5から追加されたクラスで、JSONデータを読み書きするXMLReader/Writerを提供します。すなわちJSONをパースしてXMLに変換することが可能です。XMLはPowerShellから簡単に扱えるので有用な方法と言えるでしょう。

PowerShellからの使用方法についてはこちらの記事が参考になります。:JSON Serialization/Deserialization in PowerShell | Keith Hill's Blog

2. 頑張って自力でパースする

.NET 3.5が入っていない環境では1の方法が使えないので別の方法を考える必要があります。JSONはテキストデータなので、頑張って自力でパースすることもできなくはないでしょう。

PowerShellでやっている例はこちらになります。:Convert between PowerShell and JSON - Home("Source Code"のリンクをたどっていくとソースがあります)

3. ScriptControl+JScriptを用いる

もう少し簡便な方法はないかなと思っていろいろ考えたんですが、PowerShellではScriptControlを用いるとJScriptやVBScriptを実行することができます。そしてJSONはJavaScriptで扱うことを想定しているだけあって、JScriptではeval()するだけでJSONをオブジェクトに変換することができます。そこで実際にやってみたのですが…

$json=@'
{"items":
    [
        {
            "code":25,
            "name":"ハードディスク2TB",
            "price":7000
        },
        {
            "code":56,
            "name":"メモリ8GB",
            "price":8000
        },
        {
            "code":137,
            "name":"23インチ液晶ディスプレイ",
            "price":35000
        }
    ]
}
'@
$sc=new-object -com ScriptControl
$sc.Language = "JScript"
$jscode="function parseJSON(json){return eval('(' +json + ')').toString();}"
$sc.AddCode($jscode)
$jsobj=$sc.CodeObject.parseJSON($json)
$jsobj

このコードを実行すると、確かにJSONがパースされ、結果が$jsobjという変数に格納されるのですが、残念ながらPowerShellはJScriptのオブジェクト(JScriptTypeInfo)を展開することができないようなのです。

JScriptTypeInfoオブジェクトはVBScriptでは扱うことができるので、まずJScriptでパースし、その結果オブジェクトをVBScriptに渡し、オブジェクトはScripting.Dictionaryオブジェクトに変換し、配列はVBScriptの配列(Safe Array)に変換し、その結果オブジェクトをPowerShellに戻すという方法を考えました。PowerShellはCOMオブジェクトやSafe Arrayは扱えるので理屈の上ではうまくいきます。(参考までに、ASPでこの方法を実際にコードにしてる方がいらっしゃいました。:ASPでJSONパーサーを書いてみた - ゆるゆると

しかしこの方法は当初の目的「簡便にJSONをパースする」からだいぶ離れてしまっています。

4. JScript.NETを用いる

そうだ、JScriptが駄目ならJScript.NETを使えばいいじゃない。JScript.NETなら結果は.NETのオブジェクトで返るしPowerShellでも読めるだろう、ということで、この前このブログで紹介したAdd-Typeコマンドレットを使ってJScript.NETのコードを実行する方法を利用してやってみました。

($jsonの値は先ほどのスクリプトのを使います)

$code=@"
static function parseJSON(json)
{
    return eval('(' +json + ')');
}
"@
$JSONUtil = (Add-Type -Language JScript -MemberDefinition $code -Name "JSONUtil" -PassThru)[1]
$jsobj = $JSONUtil::parseJSON($json) # $jsobjはJSObject

$jsobj["items"][1]["name"] #「メモリ8GB」と表示される

$items=$jsobj["items"] # $itemsはJSArrayObject
$items|%{$items[$_]["name"]} # 名前が列挙される

という感じでうまくいきました。

ここで$jsobjに格納されているのはMicrosoft.JScript.JSObjectクラスのオブジェクトです。このクラスのItemプロパティ(引数付きプロパティ、PowerShellではParameterizedPropertyと呼ばれる)にプロパティ名を引数として渡すと、その値が返却されます。PowerShellでは引数付きの既定プロパティはC#のインデクサと同様の構文で値が参照できるので、$jsobj[“items”]のように[]でアクセス可能です。これは$jsobj.Item(“items”)としても同様の結果が得られます(プロパティなのに()で値を取るところはVB風味?)。

配列の列挙ですが、JSObjectと、オブジェクトが配列の場合はその派生クラスであるJSArrayObjectクラスになりますが、これらはIEnumerableインターフェースを実装しているのでforeachで列挙が可能です。しかしここで列挙されるのはあくまでkey、すなわちプロパティ名の方です。値が列挙されるわけではありません。ご存じのとおり、JavaScriptの配列、連想配列、オブジェクトは同じものであり、配列の場合はkeyが配列インデックスの数字に相当します。そのため配列をforeachしても「0,1,2…」という数字が列挙されるだけです。

なので配列を列挙する場合は、この例のように、一旦JSArrayObjectを変数で受けて、それに対してforeachし、列挙した要素(インデックスの数字)をJSArrayObject.Itemプロパティの引数に与えることで、JS配列要素の値を取得してやる必要があると思います。

1のXMLを経由する方法のように、JSONをドット演算子でプロパティアクセスできないのは残念ですが、.NET 3.5が入っていない(がPowerShell 2.0は入ってる)環境では、それほど手間をかけずJSONを扱えるという点でそれなりに有用ではないでしょうか。

JSObjectもXMLみたいに型アダプタがあればプロパティアクセスできるようになるでしょうし、Add-Memberコマンドレットを駆使してJSObjectに動的にプロパティを追加する関数を書くのもいいかもしれません。が、そこまでいくとやはりお手軽からはかけ離れてしまうので今回はこの辺にとどめておきましょう。

元記事:http://blogs.wankuma.com/mutaguchi/archive/2011/05/14/199047.aspx

2011/05/04

配列変数がnullかそうでないかを調べることはたまにあるかと思います。しかし、

if($array -eq $null)
{
	'$arrayはnull!'
}
else
{
	'$arrayはnullじゃない!'
}

とするのはダメです。たとえば$array=@($null,$null,121,123)というような配列を渡すと「$arrayはnull!」と表示されてしまいます。

なぜこんなことが起きてしまうかというと、-eq演算子は比較演算子であると同時に、配列をフィルタする演算子でもあるからです。たとえば、1,2,2,3,3,3,4,5という要素を持つ配列のうち、2と一致する要素を持つ配列だけを抽出するのはこんな感じです。

PS > $array=@(1,2,2,3,3,3,4,5)
PS > $array -eq 2
2
2

-eq以外にも各種比較演算子が同様に使えます。3以上の要素のみ返すなら$array -ge 3となります。

つまり最初に挙げた例の場合、左辺の$arrayが配列であれば、TrueかFalseを返すのではなく、右辺の値(ここでは$null)と一致するものを抽出して配列として返すのです。よってもし$arrayに複数の$nullが要素として含まれていると、

if($array -eq $null)

if(@($null,$null))

と解釈され、2要素を持つ配列なのでこれは条件文中でTrueに評価されて結果、ifステートメントの中が実行されてしまうわけです。

$nullが一要素しか含まれない配列、すなわち$array=@($null,121,123)のような配列ではまた挙動が変わり、「$arrayはnullじゃない!」と表示されます。これはなぜかというと、

if($array -eq $null)

if(@($null))

と解釈されるためです。@($null)はFalseと解釈されるので、結果elseが実行されるわけです。

$nullを要素に含まない配列$array=@(1,2,3)とかだと問題が起きないのは、$array -eq $nullが長さ0の配列@()を返し、これはFalseと評価されるからです。(これも良く考えると理由がよくわかりませんが)

このように-eq演算子が配列フィルタとして働いてしまうのを防ぎつつ、配列変数が$nullではないかを確認するには次のようにすると良いでしょう

if($null -eq $array)
{
	'$arrayはnull!'
}
else
{
	'$arrayはnullじゃない!'
}

右辺と左辺を入れ替えただけですが、問題なく動きます。

これが気持ち悪いならば

if($array -isnot [array] -and $array -eq $null)

のようにして変数が配列かどうかまず判断するのでもいいかもです。

これ、案外ハマりどころだと思います。「配列要素に二つ以上nullが含まれるときだけ結果がおかしくなる」のも気づきにくい原因。ぜひ気を付けてください。

ちなみに

if($array)
{
    '$arrayはnullじゃない!'
}
else
{
    '$arrayはnull!'
}

なんてのも駄目です。$array=@($false)や$array=@(0)など、要するに、要素数1でその要素がFalseと解釈される配列が来ると「$arrayはnull!」と表示されてしまいます。

元記事:http://blogs.wankuma.com/mutaguchi/archive/2011/05/04/198780.aspx

2011/03/25

PowerShellは一次元のobject配列を多用しますが、実は他言語と同様に、多次元配列やジャグ配列(配列の配列)もちゃんとあります。

ジャグ配列

ジャグ配列の作成

PS > $array = @(@("a","b"),@("c","d","e"))

配列の参照

PS > $array
a
b
c
d
e
PS >  $array.Length
2
PS >  $array[0]
a
b
PS >  $array[0][1]
b

ジャグ配列の作成は、配列をまず作って、その配列を要素に持つ配列を作成するとできます。とても直感的かと思います。ただしここで注意しなければならない点は、

PS > $array = @(@("a","b") + @("c","d","e"))

のように、配列を+演算子で連結するのは駄目であるという点です。こうしてしまうと単に一次元配列同士が連結された要素数5の一次元配列が生成されてしまいます。

さて、このようにジャグ配列に含まれる配列とその数があらかじめ分かっている場合はこのように,演算子を使えば問題ありませんが、そうではない場合はちょっと工夫が必要です。たとえば「テキストファイルの一行ごとにchar[]配列を作り、それらを要素に持つジャグ配列を作成する」ことを考えてみましょう。まず最初に駄目な例。

$lines = @(Get-Content file.txt)
$array = @()
foreach($line in $lines)
{
	$array += [char[]]$line
}

これは一見うまくいきそうですが、先ほどと同じパターンで$arrayは単なるchar[]の一次元配列になってしまいます。目的のジャグ配列を得るには次のようにします。

$lines = @(Get-Content file.txt)
$array = @()
foreach($line in $lines)
{
	$array += ,[char[]]$line
}

ここでは配列要素の追加処理の際、配列に「,」を前置することによって「配列要素を展開することなく、配列そのものとして扱う」ようにしています。こうすることで$arrayにはchar[]配列そのものが要素として追加され、結果としてジャグ配列が格納されます。

 

多次元配列

2x2の多次元配列を作成

PS > $array = New-Object "object[,]" 2,2

要素に値を代入

PS > $array[0,0] = "a"
PS > $array[0,1] = "b"
PS > $array[1,0] = "c"
PS > $array[1,1] = "d"

配列の参照

PS > $array
a
b
c
d

配列のスライス

PS > $array[@(0,0)]
a
PS > $array[@(0,0),@(0,1)]
a
b
PS > $array[@(0,0),@(1,0)]
a
c

配列の作成の仕方がちょっと気持ち悪いですが、これはサイズ固定の一次元配列を作るときと同じ要領です。

配列のスライスも可能で、切り出したい要素のインデックスを「要素のインデックスを表す配列」で指定します。たとえば$array[0,0]を取り出したい場合は$array[@(0,0)]になるわけですね。複数の要素を切り出したい場合は「要素のインデックスを表す配列」の配列(つまりはジャグ配列)を指定することになります。

 

おまけ:一次元配列のちょっとしたtips

変数、プロパティ、コマンドレットの戻り値などで、その値が配列かそうでないかが事前に分からない場合でも、必ず配列として処理したい場合には@を用います。

$lines = Get-Content file.txt

Get-Contentコマンドレットはテキストファイルが1行の場合は、$linesには文字列の配列ではなく文字列が格納されます(複数行なら行ごとの文字列が格納された配列になる)。よってこの場合$linesが配列かどうかは事前には分からないことになります。テキストファイルの1行目を取得するつもりで $lines[0] とやっても、もしテキストファイルが1行だった場合は、その1行の一文字目が返ってきてしまいます。このような事態を防ぐには、

$lines = @(Get-Content file.txt)

のようにすると、$linesには必ず配列が格納されます。たとえテキストファイルが1行でも、要素数1の配列になります。

これとは逆のケースで、「配列か非配列かわからないが、必ず非配列として扱いたい」場合は次のようにするのも手でしょう。

$value = @($unknown)[0]

この場合だともし$unknownが配列だったとしても、その1要素目をとってきて$valueに格納してくれます。本来なら$unknownが配列かどうか確かめて、その要素数がいくつであるかなどを確認すべきなんですが、「非配列か要素数1の配列どちらかが返されるパターン」というのはADSIやXMLなど扱う際に意外と多くて、そういう場合に有用かと思います。

JavaScriptの配列操作と同じようなことをする方法

$array = @(1..5)
# push(配列末尾に値を追加)
$array += 6

# unshift(配列先頭に値を追加)
$array = @(0) + $array

# shift(配列先頭の値を削除)
$array[0]; $array = $array[1..($array.length-1)]

# pop(配列末尾の値を削除)
$array[$array.length-1]; $array=$array[0..($array.length-2)]
元記事:http://blogs.wankuma.com/mutaguchi/archive/2011/03/25/197857.aspx

2010/03/06

ホワイトボードプログラミング
反転...ですかー
ループなしで、配列の順序を逆にする

よし、おれにまかせろ!

PS C:\Users\daisuke> $array=@(1,3,5,7,9,11)
PS C:\Users\daisuke> $array=$array[($array.length-1)..0]
PS C:\Users\daisuke> $array
11
9
7
5
3
1
元記事:http://blogs.wankuma.com/mutaguchi/archive/2010/03/06/186860.aspx

2010/02/13

PowerShellは.NET Framework 2.0を利用するWindowsのシステム管理用シェルである。シェルであるためコンソールで対話的にコマンドを実行することができるのはもちろん、スクリプトファイル(*.ps1)を記述しバッチ的に実行することも可能である。ここではPowerShellスクリプトで(コンソールでも使用は可能だが)用いることのできる基礎文法を紹介する。なお、PowerShellでは文法上、大文字小文字を区別しない。

※(★2.0)の注釈があるものはPowerShell 2.0で新たに追加された要素である。

1.基礎

表示

コンソールに文字列を表示。

"Hello world" 

コマンドレット(後述)を使用した場合。

Write-Host "Hello world" 

コマンドレット

PowerShellはコマンドレットと呼ばれる100種類以上のコマンドライン・ツール群を単独で、あるいはパイプライン(後述)で連結して使用するのが基本となる。コマンドレットは原則verb-nounという命名規則にしたがっている。パラメータをつける場合は「-パラメータ名」あるいは「-パラメータ名 パラメータ値」を指定する。

# コマンドレットの一覧表示
Get-Command 

# サービスの一覧を表示
Get-Service 

# アプリケーション イベントログの最新15個のエントリを表示
Get-EventLog -logName Application -newest 15

パイプライン

コマンドレットが値を返却する場合、.NET Frameworkのオブジェクトが含まれる配列であることが多い。このオブジェクト配列がパイプラインを渡って後続のコマンドレットに入力される。

# プロセスのリスト(System.Diagnostics.Processオブジェクトの配列)を取得し、
# Where-Objectコマンドレットでハンドル数(handlesプロパティ)の値が500より大きいものだけを取り出し
# Select-Objectコマンドレットで最初の5つのオブジェクトだけを切りだして表示
Get-Process | Where-Object {$_.handles -gt 500} | Select-Object -first 5

# C:\Windows 配下のフォルダ、ファイルの一覧(System.IO.DirectoryInfo,System.IO.FileInfoオブジェクトの配列)を取得し、
# ForEach-Objectコマンドレットで配列を列挙しすべてのオブジェクトのFullNameプロパティ(フルパス)の値を表示
Get-ChildItem C:\Windows | ForEach-Object {$_.FullName} 

# 通常の配列に関してもパイプラインを使用可能。
# 重複を取り除き、ソートをかける
@(3,5,10,1,2,1,1,1,2,6,4,4)|Sort-Object|Get-Unique 

コメント

# コメント 

マルチラインコメント(★2.0)

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複数行に渡る
コメントです
#> 

変数の宣言

PowerShellは変数の宣言をしなくても変数を使用可能。以下のようにするとどのような型でも代入可能な変数が作られる。

$a = 1
$a = $b = $c = 1 #複数変数に一度に同じ値を代入する場合
$items = Get-ChildItem # コマンドレットの戻り値を格納 

変数の型を指定することは可能。以下のようにするとint型のみ格納可能な変数が作られる。

[int]$a = 1 

あるいは、コマンドレットを用いて$aという変数を宣言することもできる。この場合変数の型は指定できない。

New-Variable -name a 

変数のスコープ

# どのスコープからも読み書き可能
$global:a = 1

# 現在のスコープからのみ読み書き可能
$private:a = 1 

# 現在のスクリプトからのみ読み書き可能
$script:a = 1 

文法チェック

以下を実行することで未定義の変数を参照するとエラーが出るようになる。

Set-PSDebug -strict 

スクリプトの実行

デフォルトの実行ポリシーではスクリプトの実行は不許可であるため、以下のようにポリシーを変更しておく。(RemoteSignedはローカルにあるスクリプトファイルは無条件で実行可、リモートにあるスクリプトファイルは署名付きのもののみ実行可)

Set-ExecutionPolicy RemoteSigned 

スクリプト/コマンドを実行するにはコマンドラインで次のようにする。

コマンドを実行する

powershell -command {Get-ChildItem C:\} 

ファイルを実行する

powershell  .\script.ps1 

ドットソース(スクリプトの内容をグローバルスコープに読み込む)

powershell  . .\script.ps1 

ファイルを実行する(★2.0)

powershell -file script.ps1 

PowerShellスクリプトから別のスクリプトを実行する場合(関数のインクルードにも用いられる)

.\script.ps1
. .\script.ps1 # ドットソース 

デバッガの起動

Set-PSDebug -trace 2 

ステップ実行

Set-PSDebug -step 

2.数値

数値の表現

PowerShellにおける数値は.NET Frameworkの数値を表す構造体のインスタンスである。数値には整数、浮動小数点があり、変数に代入した段階で適切な型が設定される。

# int型(System.Int32型)
$int = 1

# System.Double型
$double = 1.001

四則演算

# 足し算
$i = 1 + 1

# 引き算
$i = 1 - 1 

# 掛け算
$i = 1 * 1 

# 割り算
$i = 1 / 1 

余りと商の求め方

# 割り算の余り
$mod = 7 % 3 

# 上記の場合の商
$div = (7 - 7 % 3) / 3 

べき乗

# 2の8乗
$i = [math]::Pow(2,8) 

インクリメントとデクリメント

# インクリメント
$i++ 

# デクリメント
$i-- 

3.文字列

PowerShellにおける文字列は.NET Frameworkの System.Stringクラスのインスタンスである。

文字列の表現

文字列はシングルクォーテーションかダブルクォーテーションで囲む。ダブルクォーテーションの中では`t(タブ)や`r`n(改行)などの特殊文字が使用でき、変数が展開される。

$str1 = 'abc'
$str2 = "def"
$str3 = "a`tbc`r`n" 

#変数展開(結果は abc def)
$str4 = "$str1 def" 

文字列操作

各種文字列操作

# 結合
$join1 = "aaa" + "bbb"
$join2 = [string]::Join(",",@("aaa","bbb","ccc") )

# 結合(★2.0)
$join2 = @("aaa","bbb","ccc") -join "," 

# 分割
$record1 = "aaa,bbb,ccc".Split(",") 

# 分割(★2.0)
$record2 = "aaa,bbb,ccc" -split "," 

# 長さ
$length = "abcdef".Length 

# 切り出し
$substr = "abcd".SubString(0,2) # ab

正規表現検索

# hitした場合はTrue,しなかった場合はFalse
$result = "abcd" -match "cd"

# 最初に見つかった文字列。添え字の1,2…には()内のサブ式にhitした文字列が格納。
$matches[0] 

正規表現置換

$result = "abc" -replace "c","d" 

4.配列

PowerShellにおける配列は.NET Frameworkの System.Arrayクラスのインスタンスである。

配列の参照と代入

# 5個の要素を持つ配列宣言と代入
$arr1 = @(1,3,5,7,9)
 
# 以下のようにも記述できる
$arr1 = 1,3,5,7,9 

# 型指定する場合
[int[]]$arr1 = @(1,3,5,7,9) 

# 1〜10までの要素を持つ配列宣言と代入
$arr2 = @(1..10) 

# 1要素の配列宣言と代入
$arr3 = @(1) 
$arr3 = ,1 

# 空の配列宣言と代入
$arr4 = @() 

配列の要素の参照と代入

# 4番目の要素を参照 
$ret = $arr2[3] 

# 6〜9番目の要素を含んだ配列を参照
$ret = $arr2[5..8] 

# 1〜4番目と8番目の要素を含んだ配列を参照
$ret = $arr2[0..3+7] 

# 配列の末尾の要素を取り出す
$ret = $arr2[-1] 

# 5番目の要素に値を代入
$arr2[4] = 11 

# 3より小さな要素を含んだ配列を返す
$ret = $arr2 -lt 3 

配列の個数

$arr1_num = $arr1.Length 

配列の操作

$arr1 = @(1,3,5,7,9) 
$arr2 = @(1..10) 

# 配列の末尾に要素を加える(push)
$arr2 += 50 

# 配列を結合し新しい配列を作成
$arr5 = $arr1 + $arr2 

# 配列にある要素が含まれるかどうか(ここではTrue)
$arr2 -contains 2 

5.ハッシュ

PowerShellにおけるハッシュは.NET Frameworkの System.Collections.Hashtableクラスのインスタンスである。

ハッシュ変数の宣言と代入

# 3つの要素を持つハッシュの宣言と代入
$hash1 = @{a=1;b=2;c=3}
 
# 空のハッシュの宣言と代入
$hash2 = @{} 

ハッシュの要素の参照と代入

# 要素の参照
$hash1.a 
$hash1["a"] 

#要素の代入
$hash1.b = 5
$hash1["b"] = 5 

ハッシュの操作

# ハッシュに要素を追加
$hash1.d = 4 
$hash1.Add("e",5)
 
# ハッシュの要素の削除
$hash1.Remove("a") 

# ハッシュのキーの取得
$keys = $hash1.Keys 

# ハッシュの値の取得
$values = $hash1.Values 

# ハッシュの要素を列挙
foreach ($key in $hash1.Keys)
{
    $key + ":" + $hash1[$key]
} 

# キーの存在確認
$hash1.Contains("b") 

6.制御文

if文

if (条件) {

}

if 〜 else文

if (条件) {

}
else{

}

if 〜 elsif 文

if (条件) {

}
elseif (条件) { 

} 

while/do文

while (条件) {

}

do {

} while (条件)

for文

for ($i = 0; $i -lt 5; $i++) {

} 

foreach文

foreach ($item in $items) {

} 

switch文

case を書かないのが特徴的。またスクリプトブロックを条件文に記述できる。

switch ($i) {
    1 {"1";break}
    2 {"2";break}
    {$_ -lt 5} {"5より小さい";break}
    default {"default句";break}
}
# ここで$iに配列を指定すると配列要素すべてに対してswitch文が実行される。 

比較演算子

比較演算子の一覧。PowerShellではPerlの文字列比較演算子のような記述をおこなうが、Perlとは異なり文字列も数値も同じ書式である。

$num1 -eq $num2 # $num1は$num2と等しい
$num1 -ne $num2 # $num1は$num2は等しくない
$num1 -lt $num2 # $num1は$num2より小さい
$num1 -gt $num2 # $num1は$num2より大きい
$num1 -le $num2 # $num1は$num2以下
$num1 -ge $num2 # $num1は$num2以上 

論理演算子

# 論理否定
$ret = -not $true
$ret = !$true

# 論理積
$ret = $true -and $false 

# 論理和
$ret = $true -or $false 

# 排他的論理和
$ret = $true -xor $false 

ビット演算子

# ビット単位の否定
$ret = -bnot 0x14F4

# ビット単位の積
$ret = 0x14F4 -band 0xFF00 

# 上記結果を16進数で表示する場合
$ret = (0x14F4 -band 0xFF00).ToString("X") 

# ビット単位の和
$ret = 0x14F4 -bor 0xFF00 

# ビット単位の排他的論理和
$ret = 0x14F4 -bxor 0xFF00 

7.サブルーチン

PowerShellのサブルーチンには関数とフィルタがある。関数とフィルタは呼び出し行の前で宣言する必要がある。 filter構文もfunction構文と並んで独自関数を記述するものだが、filter構文はパイプラインに渡されたオブジェクトをフィルタするのに用いる。 functionとの違いは、パイプラインに渡した配列を一度に処理するか(function)個別に処理するか(filter)

# 関数宣言の基本
function Get-Test {
    return "test"
}
# 注:returnを付けなくても関数内で出力された値はすべて呼び出し元に返却される。返却したくない場合は出力値をを[void]にキャストするか|Out-Nullに渡す。

# 引数を指定する場合
function Get-Test {
    param($param1,$param2)
    return $param1 + $param2
}
 
# 引数を指定する場合の簡易的な記述法
function Get-Test($param1,$param2) {
    return $param1 + $param2
} 

# 引数の型を指定する場合
function Get-Test {
    param([string]$param1,[string]$param2)
    return $param1 + $param2
} 

# 関数の呼び出し方(,区切りではなくスペース区切りであることに注意)
Get-Test "引数1" "引数2"

# 引数の順序はパラメータ名(引数名)を指定すると自由に指定可能
Get-Test -param2 "引数2" -param1 "引数1" 

# フィルタ宣言の基本
filter Get-Odd {
    if($_ % 2 -eq 1){
        return $_ 
    }else{
        return
    }
} 

# フィルタの使用
@(1..10) | Get-Odd

8.テキストファイル入出力

コマンドレットで可能。エンコーディングは日本語環境のデフォルトではShift-JIS。コマンドレット出力のテキストファイルへの書き出しに関してはリダイレクトも可能。この場合エンコーディングはUnicode。

$str1 = "testテスト"
Set-Content test.txt $str1 # 書き込み
Add-Content test.txt "追記" # 追記
$str2 = Get-Content test.txt # 読み込み

Set-Content test.txt $str1 -encoding UTF8 # UTF-8で書き込み

# リダイレクト
Get-Process > test.txt # 書き込み
Get-Process >> test.txt # 追記
Get-Process | Out-File test.txt -encoding UTF8 # エンコーディングを指定する場合

9.例外

PowerShellで例外が発生すると、デフォルトではエラーメッセージを表示し次の行を実行する(シェル変数$ErrorActionPreferenceの設定により挙動の変更可能)。VBでいうとOn Error Resume Nextに近い。エラーが発生すると$Errorにエラー情報の配列が格納され、$?にFalseが格納される。エラーをトラップするには次の構文を使用する。VBでいうとOn Error Goto lineに近い。

# すべてのエラーをトラップ
trap {

}

# エラーの型名を指定してトラップ
trap [System.Management.Automation.CommandNotFoundException] {

} 

# エラーを発生させる
throw "エラー"
throw New-Object NullReferenceException 

構造化例外処理(★2.0)

# 基本
try{

}
catch{

}
finally{

} 

# エラーの型を指定してcatch
try{

}
catch [System.Net.WebException],[System.IO.IOException]{

}

10.知っておいたほうがよい文法

行継続文字

1行にすると長いコードを複数行に書くには行継続文字`を用いる。VBの_。

$items = Get-ChildItem a*,b*,c*,d*,e* `
-force -recurce 

ただし以下のような場合は`を使用しなくてもよい

$items =
    Get-ChildItem a*,b*,c*,d*,e* -force –recurse
    
Get-Process | 
    Where-Object {$_.handles -gt 500} |
    Select-Object -first 5 

ステートメント分割

ステートメントを分割するには改行コードもしくは;を使用する。VBの:。JavaScriptと同様、文末に;はつけてもつけなくてもよい。

$i = 1; $j = 5; $k = $i + $j 

ヒア文字列

複数行の文字列を記述する方法。

$str = @"
aaaaaa
bbbbb
cccc
ddd
ee
"@ 

.NET Frameworkクラスの利用

.NET Frameworkに含まれているクラスのプロパティやメソッドを使用できる。基本的に完全修飾名を指定しなければいけないが、"System."は省略可能。また、intなど型エイリアスがいくつか定義されている。

# スタティックメンバの使用
[System.Math]::Pow(2,8) 

# インスタンスの生成とメソッドの実行
$arrayList = New-Object System.Collections.ArrayList
$arrayList.Add("a") 

# コンストラクタがある場合。複数ある場合は配列として指定
$message = New-Object System.Net.Mail.Message from@example.com,to@example.com

# COMオブジェクトの生成
$wshShell = New-Object -com WScript.Shell 

# デフォルトで読み込まれていないアセンブリを読み込む
[void] [System.Reflection.Assembly]::LoadWithPartialName("System.Windows.Forms")
[System.Windows.Forms.MessageBox]::Show("hello!") 

# クラスにどんなメンバがあるかの確認
# インスタンスメンバ
Get-ChildItem | Get-Member 

# スタティックメンバ
[math] | Get-Member -static 

キャスト

-asを使った場合はキャスト失敗時もエラーにならずNullが格納される。

$dt = [System.DateTime]"2010/02/13"
$dt = "2010/02/13" -as [System.DateTime] 

ユーザー定義オブジェクト

PowerShellにはクラスを定義する構文はないが、空のオブジェクト(PSObject)を生成し、任意のプロパティ(ノートプロパティ)を付加することができる。

$obj = New-Object PSObject
$property = New-Object System.Management.Automation.PSNoteProperty "Name","名前"
$obj.PSObject.Members.Add($property) 

シェル変数

あらかじめ定義されている変数。シェル変数には自動変数(変更不可能)とユーザー定義変数(変更すると挙動を変更することができる)がある。自動変数の例を挙げる。

$_ :現在パイプラインにわたっているオブジェクト
$args :関数やスクリプトに与えられたパラメータの配列
$pshome :PowerShellがインストールされているフォルダのフルパス
$MyInvocation :スクリプトの実行情報。$myInvocation.ScriptNameでスクリプトのフルパス取得(★2.0)。$myInvocation.MyCommand.Path(1.0の場合)
$true :true。
$false :false。
$null :null。

 

サブ式

$()内には複数行のコードが記述できる。

$arr = $(1;2;1+4)

式モードとコマンドモード

PowerShellの構文解析は式モードとコマンドモードがある。式モードは通常のモード。コマンドモードは引用符がなくても文字列を文字列として扱う。コマンドレットのパラメータなどはコマンドモードで扱われる。ただしコマンドモードになるところでも()もしくは$()もしくは@()をつけるとその中身は式モードとして解釈、実行される。

$i = 1 + 1 # 式モード
Write-Host aaa # コマンドモード(表示:aaa)
Write-Host aaa bbb # コマンドモード(表示:aaa bbb)
Write-Host 1+1 # コマンドモード(表示:1+1)
Write-Host (1+1) # 式モード(表示:2)
$itemCount = @(Get-ChildItem).Length # 式モード

実行演算子とスクリプトブロック

&演算子を用いるとスクリプトブロック{}の内容を実行できる。この場合、スクリプトブロック内のコードは別スコープになる。

$script = {$i = 1+6; Write-Host $i}
&$script
& 'C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe' # パスにスペースの含まれるファイルを実行したりするのにも使える

フォーマット演算子

-f演算子を使うと、.NET Frameworkのカスタム書式が使用可能。

"{0:#,##0}Bytes" -f 38731362 # 表示:38,731,362Bytes

バイト数の簡易表記

$i = 1KB # 1024が代入される
$i = 1MB # 1048576が代入される
$i = 1GB # 1073741824が代入される

そのほかの基礎文法最速マスターへのリンク

プログラミング基礎文法最速マスターまとめ - ネットサービス研究室
http://d.hatena.ne.jp/seikenn/20100203/programmingMaster

PowerShellの詳しい機能解説についてはこちらの記事を参照してください。
PowerShell的システム管理入門 ―― PowerShell 2.0で始める、これからのWindowsシステム管理術 ―― ─ @IT
進化したPowerShell 2.0 ─ @IT

文法や機能について詳しく学びたい方には書籍もあります
Windows PowerShellポケットリファレンス
PowerShellによるWindowsサーバ管理術

元記事:http://blogs.wankuma.com/mutaguchi/archive/2010/02/13/186034.aspx

2008/11/22

ご無沙汰してます。牟田口です。近況は省略(えー mixiついったーブログその他などを。

さて、最近、spamコメントが鬱陶しくて色々対策を考えてるんですが、手っ取り早く効果的なのはBBQを使うことですね。某巨大掲示板群サイトで荒らしに使われた、おもに公開プロキシのリストをDNSを引いて持ってくるというものです。Perlの実装はこのページにあります。PHPの実装も見かけました

意外と.NET,C#な実装を見かけないので、最近覚えたC#でさくっとかいてみました。

using System;
using System.Net;
using System.Net.Sockets;

namespace CheckBBQ
{
    class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            if (args.Length == 0)
            {
                Console.WriteLine("BBQ判定プログラムの使い方:\r\ncheckbbq.exe IPAddressもしくはHostName\r\n戻り値:\r\n-1:失敗\r\n0:串ではない\r\n1:串である");
                return;
            }
            IPAddress[] addresses= Dns.GetHostAddresses(args[0]);
            if (addresses.Length == 0)
            {
                Console.WriteLine("-1");
                return;
            }
            string ipAddress = addresses[0].ToString();
            string[] ipAddressParts = ipAddress.Split('.');
            Array.Reverse(ipAddressParts);

            string hostName = string.Join(".", ipAddressParts) + ".niku.2ch.net";
            try
            {
                addresses = Dns.GetHostAddresses(hostName);
            }
            catch (SocketException ex)
            {
                Console.WriteLine("0");
                return;
            }
            catch (Exception ex)
            {
                Console.WriteLine("-1");
                return;
            }

            if (addresses.Length == 0)
            {
                Console.WriteLine("-1");
                return;
            }

            ipAddress = addresses[0].ToString();
            if (ipAddress == "127.0.0.2")
            {
                Console.WriteLine("1");
            }
            else
            {
                Console.WriteLine("-1");
            }
        }
    }
}

使い方はコードを見てください。これは単に引数のホストをBBQにかけ、結果を標準出力に出すコンソールアプリですが、メソッド化してもaspxに組み込んでもWebサービスにしてもまぁ好きなように使ってくださいませ。

でも、BBQは万能選手じゃありません。本来書き込めるべき人が書き込めないことも多々あります。なので、BBQをまず通してOKならOK、NGならCAPTCHA認証をやってもらう、とかがいいと思います。

トラックバックspam対策もいろいろ考えたんですが、まだ国産のは少ないので、送信データが英字のみをはじく、でも効果は結構あります。このへんmixiでメモったのでコピペ。

トラックバックって
2008年10月11日20:04

黒歴史になるんだろうか
オートディスカバリーはないと微妙だしあるとspamの温床になるし。
何らかの認証の共通規格を設ける?
RSSは2.0で一応落ち着いたけどトラックバックは発展しないままだなー
私はいま、現行規格のまま、オートディスカバリーを有効にしてかつspamトラックバックが送られないようにする方法を考え中
送り元を見に行くというはてな方式も一つの方法論であるんだけど、なんかこう納得できないものがある

コメント
むたぐち 2008年10月11日 20:07
送信元ホワイトリスト方式もなんだか微妙です
むたぐち 2008年10月11日 20:18
excerpt,titleなどの文字列で弾くのはよくある対策だけど根治法じゃない
いたちごっこだー
BBQは使えない。理由は少し考えれば分かりますので略。
やっぱりはてな方式なんかな。urlの先をまず見に行って、そこにこちらへのリンクがなければまず速効NG。
あとはお好みで、引用がなければNGとか。
でもこれって莫大なコストがかかるし送り元を見に行くというのがそもそもなんか根本的にどうなんっておもう。
むたぐち 2008年10月11日 20:38
トラックバックは性善説ベースで作られた規格
引用元を見に行くのは性悪説ベースの対処
両極端すぎる
むたぐち 2008年10月11日 21:08
送り元を見に行く方式の問題はまだあって、A→Bにトラックバックを送信された場合、B→Aに「AにBのURLが存在するか」を確認しに行く。
一見合理的だけど、このトラックバックって誰でも送れるんだよねー。Aを書いた人じゃなくても。つまり、AともBとも関係ない悪意を持つxがいて、A→Bへのトラックバックを乱射した場合どうなるか。B→AのDoS攻撃みたいなんが成立しちゃう。同ドメインへの確認間隔を制御する必要がでてくる。でもそれはもちろん正しくサービスを利用する人にとっては不便になるわけで。
むたぐち 2008年10月11日 21:28
送信元を見に行く方式で、トラックバックを送った人のリモートホストと、urlに指定されたWebサイトのドメインが一致するかまず調べるという方法もあるけど(たぶんはてなではこれをやっている)、これは正しい使い方をしていても一致しないことも当然あるわけで(手動でトラックバック打つときとかね)。だけどこの辺が確かに手の打ちどころではあるようには思う。手動で打つ時はオートディスカバリー関係ないしな。ただ、私のようにDNSの逆引きができないというか正逆で結果が異なるようなサーバーの場合は泣いてもらうしかないかなー。
むたぐち 2008年10月11日 21:32
つまり、オートディスカバリー用(Blog提供サービスが見に行く用)のtrackback ping URLと、手動で打つ場合のtrackback ping URLをまず分ける。
前者は、トラックバックを送った人のリモートホストと、urlに指定されたWebサイトのドメインが一致するかまず調べ、一致しない場合ははじく。一致した場合は送信元を見に行って、こちらへのリンクがある場合は通す。それ以外ははじく。
後者は、trackback ping URLを用意するがあるところまではコピペできるが、それに数文字、画像にかかれた文字をつけたすようにする(認証の代わり)。
この辺が落としどころかなー。
むたぐち 2008年10月11日 21:35
追加文字列は定期的に変わるようにする。
むたぐち 2008年10月11日 21:37
オートディスカバリーのほうはチェック間隔に制限を設ける。
JZ5 2008年10月11日 22:38
SPAM温床はメールと同じようなもんじゃないだろか。
バーベキューってなんですか?
手動のトラックバックURL(使わないけど)は、JavaScriptなんかで生成するのはどう? Server側とClient側で共通のアドレス作れるけど、直接ファイル読み込んでJavaScript実行してないと正しいURLがない。
http://katamari.jp/blog/index.php?UID=1163941454
むたぐち 2008年10月11日 22:54
いえねー、トラックバックってわりと新しい規格なのになんでspam温床になることを考えて規格作らなかったのかと。
eメールは昔々作られたものだから仕方ないとして。
JavaScriptいいですねー。やってみます。
トラックバックspam対策って結局同じところに辿りつくのねw>URL
むたぐち 2008年10月11日 22:55
BBQについてはこちら
http://bbq.uso800.net/

JZ5さん事後承諾でごめんなさいだけどコピペさせていただきました。

あと、BBXを使うのも一つの案かな。こっちは広告爆撃ブラックリストなので近いものがあるかと。

元記事:http://blogs.wankuma.com/mutaguchi/archive/2008/11/22/161939.aspx

2008/07/03

Function GetPubDate(dDate)
	days = Array("","Sun","Mon","Tue","Wed","Thu","Fri","Sat")
	months = Array("","Jan","Feb","Mar","Apr","May","Jun","Jul","Aug","Sep","Oct","Nov","Dec")
	GetPubDate = days(WeekDay(dDate)) & ", " & Right("0" & Day(dDate),2) & " " & months(Month(dDate)) & " " & Year(dDate) & " " & Right("0" & Hour(dDate),2) & ":" &  Right("0" & Minute(dDate),2) & ":" & _
Right("0" & Second(dDate),2) & " +0900"
	'Wed, 05 Oct 2005 19:08:12 +0900
End Function

探してもなかったので書いてみました。ついでにRSS1.0のdc:Dateも

Function GetDCDate(dDate)
	GetDCDate=Year(dDate) & "-" & Right("0" & Month(dDate),2) & "-" & Right("0" & Day(dDate),2) & "T" & _
	Right("0" & Hour(dDate),2) & ":" &  Right("0" & Minute(dDate),2) & ":" & _
	Right("0" & Second(dDate),2) & "+09:00"
	'2005-10-06T10:31:58+09:00
End Function
元記事:http://blogs.wankuma.com/mutaguchi/archive/2008/07/03/147172.aspx

2007/12/16

Get-ChildItemはパラメータのディレクトリ配下にあるFileInfoオブジェクトとDirectoryInfoの配列を返すのでそのLengthプロパティをとれば個数が求まります。たしかにそうなんですけど、hogehogeにファイルがただ一つある場合、配列ではなく一つのFileInfoオブジェクトが返されます。なので、そのLengthプロパティ(バイト数)を取ってきてしまうのです。せめてエラーになればいいんですが、ArrayとFileInfoで同じLengthプロパティを持つための悲劇です。

これを防ぐには、@(Get-ChildItem hogehoge).Lengthとします。ファイルが一個の場合でも強制的に配列にしますので戻り値は1となります。

これではまったー。フォルダ配下のすべてのフォルダにあるファイル数をそれぞれ列挙するスクリプトで@をつけなかったばかりに・・・

PS D:\script> dir -rec |%{if((Get-Item $_.fullname).PSISContainer){[string]@(dir $_.fullname).length + "   " + $_.Fullname}}|more

[string]にキャストしてる理由は、PowerShellが演算子の左の型に右の型をキャストするためです。キャストしないと"    "という文字列をintに変換しようとしてエラーになります。

こういうときに連想配列使いたいですが連想配列って値でソートできないんですよねぇ。(まぁテクはありますが)

元記事:http://blogs.wankuma.com/mutaguchi/archive/2007/12/16/113134.aspx

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