2015/10/17

はじめに

がりっち氏がWindows10 UWPに日本語解析のAPIが備わっていた件 | garicchi.com というエントリを上げていました。

実はWin10に限らず、Win8.1 / Server 2012R2以降であれば、Windows ランタイム(WinRT)のWindows.Globalization名前空間に含まれるJapanesePhoneticAnalyzerクラスを用いた形態素解析ができます。

形態素解析とは要するに文字列を単語(正確には形態素という、文字列の最小構成要素)ごとに分割し、それぞれの単語の品詞を判別する処理になります。(JapanesePhoneticAnalyzerクラスだと分割までで、品詞の情報は取得できない?ようですが…)

またJapanesePhoneticAnalyzerでは分割した単語の読み仮名を取得することができます。

WinRTならPowerShellからも使えるんじゃないかなーと思ってやったらできたので、紹介します。

WinRTのPowerShellからの利用法

WinRTについての説明は他サイト様に譲りますが、要はWindowsストアアプリやUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリを動作させる実行環境とAPI群です。

じゃあデスクトップアプリであるPowerShellは関係ないのかというとそうではなくて、例えばストアアプリのサイドローディングを行うAppxモジュールというものがあります。

つまりWinRTは従来のデスクトップアプリからの相互運用もできるようになっています。(すべてのコンポーネントではない)

このあたりの話は、荒井さんの記事が参考になるかと思います。:特集:デスクトップでもWinRT活用:開発者が知っておくべき、ライブラリとしてのWindowsランタイム (1/5) - @IT

PowerShellからWinRTを利用するには.NET Frameworkに含まれるクラスを利用するのと基本は同じです。

ただし注意点としては、クラス名を指定する時は、クラスの「アセンブリ修飾名」を指定する必要があります。

今回の例ではJapanesePhoneticAnalyzerクラスを使いますが、アセンブリ修飾名はWindows.Globalization.JapanesePhoneticAnalyzer, Windows.Globalization, Version=255.255.255.255, Culture=neutral, PublicKeyToken=null, ContentType=WindowsRuntime

となります。

このうち必須となるのは

Windows.Globalization.JapanesePhoneticAnalyzer:クラスの完全修飾名
Windows.Globalization:クラスの含まれる名前空間
ContentType=WindowsRuntime:WinRTのコンポーネントであること

の3つだけのようです。

つまり、PowerShellからは

[Windows.Globalization.JapanesePhoneticAnalyzer, Windows.Globalization, ContentType=WindowsRuntime]

とすればクラスを参照することができます。

ちなみに任意の型のアセンブリ修飾名を知るには、[型名].AssemblyQualifiedName のようにすればOKです。

なお、WinRTにはPowerShellからも利用価値の高いクラスが他にも色々あるようです。ぎたぱそ氏が認証系のクラスについて書かれていますので、参考にしてみてください。:PowerShell も Windows Store Apps 同様に Windows.Security.Credentials namespace を使って認証情報を管理できるようにしてみる - tech.guitarrapc.com

単語を分割する

早速、形態素解析をやってみましょう。具体的にはJapanesePhoneticAnalyzerのGetWordsメソッドを呼び出すだけです。

すべての基本になるので軽く関数としてラップしておきます。

function Get-JpWord
{
    param(
        [parameter(ValueFromPipeline=$true)]
        [ValidateLength(1,99)]
        [string[]]
        $Text,
        
        [switch]
        $MonoRuby
    )
    process
    {
        foreach($t in $Text)
        {
            [Windows.Globalization.JapanesePhoneticAnalyzer, Windows.Globalization, ContentType=WindowsRuntime]::GetWords($t, $MonoRuby)
        }
    }
}

GetWordsメソッドはスタティックメソッドなので、::演算子で呼び出します。戻り値はIReadOnlyList<JapanesePhoneme>というコレクションです。

GetWordsメソッドの第2引数にTrueを指定すると、漢字の含まれた単語をルビの振れる最小単位にまで分割する、Mono Rubyモードが有効になります。

なお、GetWordsメソッドはどうも文字数制限があるようです。だいたい100文字を超えると何も出力しない感じです。この制限値はリファレンスに書いてないようなので詳細不明ですが、一応関数では99文字までという制限を入れておきました。

例えば、Get-JpWord "最近急に寒くなってきました。" のようにすると結果は以下のように表示されます。

DisplayText          IsPhraseStart YomiText
-----------          ------------- --------
最近                          True さいきん
急に                          True きゅうに
寒くな                        True さむくな
って                         False って
き                            True き
ました                       False ました
。                            True 。

出力されるJapanesePhonemeオブジェクトは3つのプロパティを持ちます。

DisplayText 分割された単語
IsPhraseStart 単語が文節の開始であるかどうか
YomiText 単語の読み仮名

このように、入力した文章を単語単位に分割し、それぞれの単語の読み仮名を取得することができます。ただこれだけだと、「で、どうしろと」という感じなので、この出力結果を利用する、より実用的な関数を書いていきましょう。

長くなったので次回に続く。

2015/06/14

わんくま同盟大阪勉強会#63でのセッション資料を公開します。

デモで使用したサンプルスクリプトも併せてご利用ください。

わんくま同盟の勉強会は今回の大阪#63で10年目に入ったのですが、実は私も9年前の大阪#4で勉強会セッションデビューをしていたりします。

さて、今回はPowerShell DSCリソースを作成するというテーマで話しました。DSCでは管理対象ごとにロジック(リソース)と設定(Configuration)を分離でき、一貫性を持ったインフラ構成の自動化が可能になる素敵な機能です。が、いかんせん、ビルトインリソース(OS標準で含まれるリソース)の種類が少ないので、実際の業務で使うにはカスタムリソースを作成する必要が出てくると思います。

今回のデモでは、テキストファイルの中身を自動構成するという、ごく単純なサンプルを作成して実演してみましたが、考え方や実装方法の基本はこれでカバーできるのではないかと思います。

より詳しくは、ぎたぱそ氏の記事を読んでいただければ良いかと思います。本番で使えるPowerShell DSCリソース作成入門 - Build Insider

サンプルスクリプトの説明
  1. 事前準備

    今回のデモはWin10 Insider Preview(PowerShell 5.0)上で行いましたが、PowerShell 4.0環境でもおそらく動作すると思います。なお、今回のConfigurationはローカルコンピュータに対しPush適用(Start-DscConfigurationコマンドレットによる手動適用)することを想定しています。あらかじめ、DSCが実行可能な環境(スクリプト実行ポリシー、PSリモーティング、Local Configuration Managerの設定等)を整えておいてください。また、スクリプトはすべて管理者権限で実行してください。

  2. xDSCResourceDesignerのインストール

    DSCリソースのひな形を作成するためのxDSCResourceDesignerをインストールします。v5環境であればPowerShellGetを用い、Install-Module xDSCResourceDesigner で入ります。v4環境の場合はTechnetからDSC Resource KitをDLしてください。

  3. xDSCResourceDesignerの使用方法の確認

    xDSCResourceDesignerの使用方法を確認します。make_Foo_resource_template.ps1を実行すると、xDSCResourceDesignerを用いてDSCリソースFooのひな形が$env:ProgramFiles\WindowsPowerShell\Modules\TestResourceに作成されます。ひな形がどのように作成されるかを確認してください。また、Get-DscResource -Name Fooとして、DSCリソースがきちんと認識されているか、確認してください。

  4. TextFileLineリソースの作成

    今回のデモで作成したTextFileLineリソースは、make_TextFileLine_resource_template.ps1を実行してまずひな形を作成しました。作成されたひな形を用いて、TextFileLine.psm1に実際のロジックを記述し、DSCリソースを完成させました。zipに含まれるTestResourceフォルダの中身が、今回作成したDSCリソースモジュールになりますので、まずは内容を確認してみてください。特に、Set-TargetResource関数はどのように実装すると冪等性を保持して作成できるのかを念頭に置いてみてください。

  5. TextFileLineリソースの展開

    zipに含まれるTestResourceフォルダを$env:ProgramFiles\WindowsPowerShell\Modules\の下にコピーしてください。

    Get-DscResource -Name TextFileLineとしてDSCリソースが認識されていることを確認してください。

  6. TextFileLineリソースを用いたConfigurationの作成

    start_dsc_configuration.ps1に含まれる、TextFileLineTestが、今回適用してみるConfigurationになります。

    start_dsc_configuration.ps1を実行すると、ドキュメントフォルダにmofファイルを生成し、Start-DscConfigurationコマンドレットにより設定を反映させます。

    正しくConfigurationが適用されれば、ドキュメントフォルダにlist.txtというファイルが生成し、中にプログラム言語のリストが記入されているはずです。

  7. Configurationが反映されたことを確認

    Test-DscConfigurationコマンドレットを実行すると、現在の状態とConfigurationに書かれた状態が一致していればTrueと表示されます。今はConfigurationを適用した直後なのでTrueになるはずです。

    またGet-DscConfigurationコマンドレットを実行すると、現在の各プロパティの状態を表示してくれます。

    list.txtに含まれる行をテキストエディタで編集して上書きしたりすると、Test-DscConfigurationの結果はFalseになるはずです。

    list.txtを手動で変更した状態で、再度start_dsc_configuration.ps1を実行すると、再びConfiguration通りの状態に戻ると思います。その際、変更のなかったプロパティに関しては、処理がスキップされていることをログをみて確認してください。

  8. その他

    Configurationを色々書き換えて試してください。例えばEnsure="Absent"にすると対象項目が存在しない状態になります。

2014/12/22

はじめに

この記事はPowerShell Advent Calendar 2014の22日目の記事です。

前回はMMLをパースし、音楽をBeepで再生するところまで作りました。

MMLはテキストデータなので、テキストエディタで入力しても良いのですが、どうせなら、PowerShellでエディタも作ってしまいましょう。

コード

いきなりですが、エディタの本体コードを。

function Enter-MusicEditor
{
    $keyMap=@{
        A="<G+4>"
        Z="<A4>"
        S="<A+4>"
        X="<B4>"
        C="C4"
        F="C+4"
        V="D4"
        G="D+4"
        B="E4"
        N="F4"
        J="F+4"
        M="G4"
        K="G+4"
        ","="A4"
        L="A+4"
        "."="B4"
        "/"=">C4<"
        ":"=">C+4<"
        "\"=">D4<"
        "]"=">D+4<"
        "R"="R4"
    }

    $mml=@()
    cls
    while($true)
    {  
        $k = [System.Console]::ReadKey($true)

        if($k.Key -eq [System.ConsoleKey]::Escape -or $k.Key -eq [System.ConsoleKey]::Enter)
        {
            cls
            break
        }
        elseif($k.Key -eq [System.ConsoleKey]::Backspace)
        {
            if($mml.length -eq 1)
            {
                $mml=@()
            }
            elseif($mml.length -ge 2)
            {
                $mml=$mml[0..($mml.length-2)]
            }
            cls
            [console]::write((-join $mml))
        }
        else
        {
            $key=$k.KeyChar.ToString().ToUpper()
        
            if($keyMap.Contains($key))
            {
                $mml+=$keyMap[$key]
                [console]::write($keyMap[$key])
                Invoke-Mml $keyMap[$key]
            }
        }
    }
    -join $mml
}
使い方

PowerShellコンソール上(ISEは不可)で、前回公開した、ConvertFrom-MML、Invoke-Beep、Invoke-Mmlの3つの関数をまず読み込み、続いて上記のEnter-MusicEditor関数を読み込みます。

この状態でコンソール上でEnter-MusicEditorを実行すると、MMLエディタモードに入ります。

MMLエディタモードでは、PCのキーボードを鍵盤代わりにして入力できます。

たとえば、Cキーを押下すると、「ド」の音がBeepで鳴り、コンソールに"C4"と出力されます。同様にFキー押下で「ド♯」が鳴り"C+4"と出力されます。どのキーがどの音に対応しているかは、上記コードの$keyMap変数に格納された連想配列を参照してください。

(なんとなくですけど、楽器の鍵盤の配置と合わせてあります)

Backspaceキーを押下すると、直前の入力を削除できます。

EnterキーかEscapeキーを押下すると、エディタモードを終了します。

出力したMMLは、コンソール上に表示が残るので、あとはコピーしてInvoke-Mml関数に渡してやると演奏することができます。

また、$mml=Enter-MusicEditorとしてやると、入力したMMLをそのまま変数に格納できます。この場合だとInvoke-Mml $mmlと実行すれば演奏できます。

解説

技術的には全然大したことをしてないですが、一応解説。

まず、[System.Console]::ReadKey()で入力したキーコードを判別します。引数に$trueを指定すると、入力したキー名をそのままコンソールに出力するのを抑制できます。

ReadKeyメソッドはConsoleKeyInfoオブジェクトを返します。アルファベットキーについてはKeyCharプロパティの値、特殊キーについてはConsoleKey列挙体を返すKeyプロパティの値で調べることができます。

あとは入力キーから対応する音名を連想配列$keyMapから取ってきて、その音名を[System.Console]::Write()でコンソール出力すると同時に、Invoke-Mml関数でその音をBeepとして鳴らしているだけです。

まとめ

入力も再生もできるようになったので、これはもう完全にシーケンサーですね! いや、やはり無理があるか…。

しかし、他のMMLコンパイラと併用して、ちょっと演奏しながらMML入力したいな、というときにもしかすると役に立つかもしれません。

ちょっと機能が少なすぎるんで、せめて↑で半音上げ↓で半音下げ、→で伸ばす←で短く、くらいはそのうち実装してみたいですね。

まあ、MML作成にはあんまり役に立たないかもしれませんが、PowerShellでコンソールの入出力を制御するのは、こういう単純なものなら意外と簡単にできるという、サンプルにはなるかと思います。

2014/12/11

MMLとは

この記事はPowerShell Advent Calendar 2014の11日目の記事です。

突然ですが、MMLってご存知ですか? MMLとはMusic Macro Languageの略で、その名の通り音楽演奏データを記述するための言語です。BASICのPLAY文で使うあれです。MIDIファイルに変換するコンパイラもありましたよね。

たとえば、「ねこふんじゃった」の最初の部分をMMLで書くとこんな感じです。MMLはいろんな記法があるのですが、よくあるのはこういうのです。

e-d-<g-4>g-rg-4e-d-<g-4>g-rg-4e-d-<g-4>g-4<e-4>g-4<d-4>frf4
e-d-<d-4>frf4e-d-<d-4>frf4e-d-<d-4>f4<e-4>f4<g-4>g-rg-4

ドの音をc、レの音をd、のように以下シの音をbまでアルファベット音階で割り当てます。半音上げる(シャープ)場合は音名のあとに+、半音下げる(フラット)場合は-を付与します。音の長さは4分音符なら4、8分音符なら8と書きます。付点は数字のあとに.を付けます。数字省略時は8分音符と解釈するのが普通のようです。オクターブを上げる場合は>、下げる場合は<と書きます(コンパイラによっては逆の解釈をする)。休符はrです。

本物のMMLでは、音色の指定だとかトラックの割り当てだとか、もっとたくさん命令があるんですが、基本はだいたいこんなもんです。

PowerShellで音を鳴らすには

PowerShellで音を鳴らすには、.NETのSystem.Console.Beepメソッドを使うのが一番手っ取り早いです。ビープ音ですね。比較的古いWindowsではハードウェアのビープスピーカーから、比較的新しいWindowsではサウンドデバイス上で鳴ります。今回のMMLシーケンサーも結局はBeepメソッドです。

そしてぎたぱそ先生がずっと以前に書いておられます。なので今回のはまあ、MMLシーケンサー部分を除けば二番煎じなんですけどもね。(そしてSmallBasicLibraryを使えば実はMML演奏もできるので、車輪の再発明でもあるんですが)

ちなみにwavやmp3なんかを鳴らすには、Windows Media PlayerをCOM経由で実行する方法や.NET(WPF)のSystem.Windows.Media.MediaPlayerクラスを使う方法などがあります。

音程の決め方

Beepメソッドでは第1引数にビープ音の周波数をHzで、第2引数に再生時間をミリ秒で指定します。つまりは音程(音の高さ)はHzで指定する必要があります。ここでドの音は何ヘルツで、みたいな対応表をどこかから探してきてそのデータを使ってもいいんですが、今回はせっかくなので、PowerShellで計算して求めてみます。

まず、ある音程の一つ上のオクターブの音程の間の周波数比は、1:2です。

ピアノ等の鍵盤楽器が近くにあれば、それを見てもらえば分かると思いますが、1オクターブには12の音程が含まれています。1オクターブの周波数比を12個均等に分割します(この周波数の決め方を平均律といいます)。つまり、隣り合う音程の周波数比は、1:12√2となるわけです。

さて、音程の周波数比はこれでわかりました。あとは基準となる音の周波数が分かれば、全ての音の周波数が計算できるわけです。時代や地域、演奏する楽器等によって微妙に違ってきますが、現代日本においては普通は、A(ラ)=440Hzが基準周波数です。

あとは単純にかけ算して周波数を求めて連想配列に入れておくだけです。コードにすればこんな感じですね。

$baseFrequency = 440.0
$pitches = @{
            "c" = $baseFrequency * [math]::Pow(2, 3/12)
            "d" = $baseFrequency * [math]::Pow(2, 5/12)
...
}

あと、+で半音上がる場合は[math]::Pow(2, 1/12)をかけ、-で半音下がる場合は割ればいいだけです。(別に$pitchesテーブルで最初から定義してもいいかもですが)

音価の決め方

音価というのは音の長さです。Beepメソッドの第2引数にはミリ秒で実際の時間を指定する必要があるので、これも計算で求めてやります。

4分音符というのは、1小節(全音符)を4分割、つまり1/4した音価を持ちます。同様に8分音符は1/8ですね。付点がつくと音価は1.5倍になります。

ではたとえば4分音符の具体的な音価はどうやって定めるのでしょうか。それを決めるのがテンポと拍子です。

テンポは1分間(つまり60000ミリ秒)の拍数(BPM、Bit Per Minuteともいう)で定義されます。今回作るシーケンサーは4/4拍子、すなわち1拍=4分音符とする4拍子固定とするので、1分間に4分音符がBPM回含まれることになります。

つまり、4分音符の音価=60000ミリ秒/BPMの値、全音符の音価=60000*4ミリ秒/BPMの値 となるわけです。

具体的なコードは…略します。単なるかけ算と割り算だけなんで。

MMLのパース

えっと時間がなくなってきたので、駆け足で説明します。

MMLのパースとは、要するに最初の例のようなMML(テキストデータ)から、実際に演奏する音程と音価の組み合わせのデータとして組み立てる作業になります。

今回のシーケンサーでは、繰り返し記号等はサポートしないので、単にMMLを一文字ずつ読み込んで、音名(cなど)を見つけたら、その後の文字を読んで、+があれば半音上げるなどして周波数を求め、その後に数字があればn分音符とみなし、先ほどの計算式から実際の音価を求めてやる。というのを全部の音でくり返すだけです。

この処理をやっているのがConvertFrom-MMLという関数です。MMLテキストを入力してやると、周波数(Frequency)や発音時間(Duration)などをプロパティとして含んだpscustomobject(Noteオブジェクト)を出力します。(Noteとは音符のことです)

MMLの演奏

パースしたMMLを実際に演奏するのがInvoke-Beep関数です。入力は、ConvertFrom-MMLで生成したNoteオブジェクトです。実際の処理は至って単純で、 [System.Console]::Beep($note.Frequency, $note.Duration)するだけです(えー)。あ、あと休符の時はDuration分だけSleepを入れてやっています。

MMLの>と<の意味を逆転する-Reverseスイッチ、BPMを指定する-Bpmパラメータ(デフォルト120)なんかも用意してます。

実際にはMMLから直接演奏できるように、Invoke-Mmlというラッパー関数を用意しています。

冒頭のねこふんじゃったのMMLを再生するにはこんな感じにします。

$s=@"
e-d-<g-4>g-rg-4e-d-<g-4>g-rg-4e-d-<g-4>g-4<e-4>g-4<d-4>frf4
e-d-<d-4>frf4e-d-<d-4>frf4e-d-<d-4>f4<e-4>f4<g-4>g-rg-4
"@
Invoke-Mml $s
コード
function ConvertFrom-MML
{
    [CmdletBinding()]
    param(
        [parameter(ValueFromPipeline=$true)][string[]]$mml,
        [int]$bpm = 120,
        [switch]$reverse = $false
    )
    begin
    {
        $baseFrequency = 440.0
        $scaleRatio = [math]::Pow(2, 1/12)
        $baseDuration = 60000 * 4 / $bpm
        $pitches = @{
            "c" = $baseFrequency * [math]::Pow(2, 3/12)
            "d" = $baseFrequency * [math]::Pow(2, 5/12)
            "e" = $baseFrequency * [math]::Pow(2, 7/12)
            "f" = $baseFrequency * [math]::Pow(2, 8/12)
            "g" = $baseFrequency * [math]::Pow(2, 10/12)
            "a" = $baseFrequency * [math]::Pow(2, 12/12)
            "b" = $baseFrequency * [math]::Pow(2, 14/12)
            "r" = -1
        }
        $currentOctave = 0
    }

    process
    {
        $chars = [string[]]$mml.ToCharArray()

        0..($chars.Length - 1)|%{
            if($null -ne $pitches[$chars[$_]])
            {
                $frequency = $pitches[$chars[$_]]
                $suffix = ""
            
                $denominator = ""
                $dot = $false

                if($_ -lt $chars.Length-1)
                {
                    switch($chars[($_ + 1)..($chars.Length - 1)])
                    {
                        {$pitches.Contains($_)}
                            {break}
                        "+"
                            {$frequency *= $scaleRatio; $suffix += $_}
                        "-"
                            {$frequency /= $scaleRatio; $suffix += $_}
                        {$_ -match "\d"}
                            {$denominator += $_}
                        "."
                            {$dot = $true}
                    }
                }

                $frequency *= [math]::Pow(2, $currentOctave)

                $denominator = [int]$denominator
                if($denominator -eq 0){$denominator = 8}
                $multiplier = 1 / $denominator
                
                if($dot){$multiplier *= 1.5}
                $duration = $baseDuration * $multiplier

                if($frequency -le 0){$on = $false}else{$on = $true}
                [pscustomobject]@{
                    Frequency = [int]$frequency
                    Duration = $duration
                    Note = "$($chars[$_])$suffix$denominator$(if($dot){"."})"
                    Octave = $currentOctave
                    Pitch = $chars[$_]
                    Suffix = $suffix
                    Denominator = "$denominator$(if($dot){"."})"
                    On = $on
                }
            }
            elseif($chars[$_] -eq ">")
            {
                if($reverse)
                {
                    $currentOctave--
                }
                else
                {
                    $currentOctave++
                }
            }
            elseif($chars[$_] -eq "<")
            {
                if($reverse)
                {
                    $currentOctave++
                }
                else
                {
                    $currentOctave--
                }
            }
        }
    }
}

function Invoke-Beep
{
    [CmdletBinding()]
    param([parameter(ValueFromPipeline = $true)][psobject[]]$note)
    
    process
    {
        if($note.On)
        {
            [System.Console]::Beep($note.Frequency, $note.Duration)
        }
        else
        {
            Start-Sleep -Milliseconds $note.Duration
        }
    }
}

function Invoke-Mml
{
    [CmdletBinding()]
    param(
        [string]$mml,
        [int]$bpm,
        [switch]$reverse
    )
    
    ConvertFrom-Mml @PSBoundParameters|Invoke-Beep
}
おわりに

今回はMMLをパースしてBeepを演奏するスクリプトをPowerShellで作ってみました。これをシーケンサーというのはおこがましいと思いますが、まあたまにはこういう柔らかいネタもいいんじゃないでしょうか。ドレミの音がどうやって決められてるのかというのも、もしかして話のネタくらいにはなるかも。

そしてこれ、シーケンサーといいつつ、入力機能がないですよね。それについては次回やります。

PowerShellアドベントカレンダー2014はまだまだ残席ございます。ぜひ、あなたのPowerShell話を聞かせて下さい。

2014/10/12

昨日10/11のPowerShell勉強会#4にお越しいただいた方、どうもありがとうございました。スタッフ一同、これからも定期的に開催していこうと考えておりますので、ぜひともよろしくお願い致します。

私のセッション資料を公開します。わんくま横浜で行ったものとほとんど同じですが、v5関係のスライドを少しだけ修正しています。

今回は高度な関数とコマンドレットの作り方を主に取り上げていますが、要するに、PowerShellコマンドはPowerShellスクリプトでもC#でもほぼ同じようにして同じようなものが書ける、ということなのです。なので、基本を押さえればどちらにも対応可能です。

両者は状況に応じて使い分ければOKかと思います。PowerShellよりC#が得意、というならばコマンドレットを書くと良いですし、スクリプト的なお手軽なコードで書きたい場合は高度な関数、とかですね。

速度が求められる部分とか、.NETアセンブリを多用する部分だけコマンドレットにして、他を高度な関数にする、あるいは、主要部はコマンドレットにして、その他はコマンドレットのラッパー的な高度な関数を用意する、のように両者を組み合わせたモジュールもよくあります。

以下はデモ用のサンプルスクリプトです。高度な関数の雛型的なものになります。使い方はスライド本文を参照してください。

function Get-Foo
{
    [CmdletBinding()]
    param([string[]]$Name)
    end
    {
        foreach($n in $name)
        {
            $out = [pscustomobject]@{
                Name = $n
                No = 0 
            }
            # PSCustomObjectのインスタンスに型名を付ける
            $out.PSTypeNames.Insert(0, "Winscript.Foo")
            $out
        }
    }
}

function Set-Foo
{
    [CmdletBinding()]
    param(
        [parameter(ValueFromPipeLine=$true, Mandatory=$true, Position=0)]
        [PSObject[]]
        $InputObject,
        [parameter(Position=1)]
        [string]
        $Property,
        [parameter(Position=2)]
        [PSObject]
        $Value,
        [switch]
        $PassThru
    )
    process
    {
        foreach($o in $InputObject)
        {
            $o.$Property = $Value
            if($PassThru)
            {
                $o
            }
        }
    }
}

# C#によるクラス定義
Add-Type -TypeDefinition @"
using System;
namespace Winscript
{
    public class Foo2
    {
        private string _name;
        private int _no;
        public Foo2(string name)
        {
            _name = name;
            _no = 0;
        }
        public string Name
        {
            get{
              return _name;  
            }
            set{
               _name = value; 
            }
        }
        public int No
        {
            get{
              return _no;  
            }
            set{
               _no = value; 
            }
        }
    }
}
"@

function Get-Foo2
{
    [CmdletBinding()]
    param([string[]]$Name)
    end
    {
        foreach($n in $name)
        {
           New-Object Winscript.Foo2 $n
        }
    }
}

function Set-Foo2
{
    [CmdletBinding()]
    param(
        [parameter(ValueFromPipeLine=$true, Mandatory=$true, Position=0)]
        [Winscript.Foo2[]]
        $InputObject,
        [parameter(Position=1)]
        [string]
        $Property,
        [parameter(Position=2)]
        [PSObject]
        $Value,
        [switch]
        $PassThru
    )
    process
    {
        foreach($o in $InputObject)
        {
            $o.$Property = $Value
            if($PassThru)
            {
                $o
            }
        }
    }
}

以下はデモで用いたC#のコードです。コマンドレットクラスの雛型的なものになっています。ビルドの際はSDKに含まれるPowerShell関係のdllを参照設定してください(詳しくはスライド)。また使用する際は、Import-Module ビルドで生成したdllのフルパス を実行してインポートして下さい。以下の例だとGet-Baz、Set-Bazの2コマンドレットがインポートされます。

using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
using System.Management.Automation;

namespace Winscript
{
    [Cmdlet(VerbsCommon.Get, "Baz")]
    public class GetBazCommand : Cmdlet
    {
        [Parameter(Mandatory = false, ValueFromPipeline = false, Position = 1)]
        public string[] Name { get; set; }

        protected override void ProcessRecord()
        {
            foreach (var n in Name)
            {
                WriteObject(new Baz(n));
            }
        }
    }

    [Cmdlet(VerbsCommon.Set, "Baz")]
    public class SetBazCommand : Cmdlet
    {
        [Parameter(Mandatory = true, ValueFromPipeline = true, Position = 0)]
        public Baz[] InputObject { get; set; }

        [Parameter(Mandatory = true, ValueFromPipeline = false, Position = 1)]
        public string Property { get; set; }

        [Parameter(Mandatory = true, ValueFromPipeline = false, Position = 2)]
        public PSObject Value { get; set; }

        [Parameter(Mandatory = false, ValueFromPipeline = false)]
        public SwitchParameter PassThru { get; set; }

        protected override void ProcessRecord()
        {
            foreach(var o in InputObject)
            {
                if (Property == "No")
                {
                    o.No = (int)Value.BaseObject;
                }
                else if(Property == "Name")
                {
                    o.Name = (string)Value.BaseObject;
                }
                if (PassThru)
                {
                    WriteObject(o);
                }
            }
        }
    }

    public class Baz
    {
        private string _name;
        private int _no;
        public Baz(string name)
        {
            _name = name;
            _no = 0;
        }
        public string Name
        {
            get
            {
                return _name;
            }
            set
            {
                _name = value;
            }
        }
        public int No
        {
            get
            {
                return _no;
            }
            set
            {
                _no = value;
            }
        }
    }
}

2014/09/09

8/23わんくま横浜勉強会で、PowerShellコマンドの書き方というセッションをしたのですが、その際、株式会社Codeerさんが公開されているFriendlyというライブラリを使ったコマンドレットを動作させるデモを行いました。

準備の時間がなくて、突貫工事で作ったサンプルで恐縮ですが、公開することにします。(一応動かしてみたら動いた、レベルのものなのであしからず…)

コード
using System;
using System.Diagnostics;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
using System.Management.Automation;
using Codeer.Friendly.Windows;
using Codeer.Friendly.Dynamic;
using System.Windows.Forms;

namespace Winscript
{
    [Cmdlet(VerbsCommon.Get, "FormControlText")]
    public class GetFormControlTextCommand : Cmdlet
    {
        [Parameter(Mandatory = false, ValueFromPipeline = false, Position = 1)]
        public string[] ControlName { get; set; }

        [Parameter(Mandatory = true, ValueFromPipeline = true, Position = 0)]
        public Process Process { get; set; }

        protected override void ProcessRecord()
        {
            var _app = new WindowsAppFriend(this.Process);
            dynamic form = _app.Type<Control>().FromHandle(this.Process.MainWindowHandle);
            foreach (var c in form.Controls)
            {
                if (ControlName == null || ControlName.Contains((string)c.Name))
                {
                    WriteObject((string)c.Text);
                }
            }
        }
    }

    [Cmdlet(VerbsCommon.Set, "FormControlText")]
    public class SetFormControlTextCommand : Cmdlet
    {
        [Parameter(Mandatory = true, ValueFromPipeline = false, Position = 1)]
        public string ControlName { get; set; }

        [Parameter(Mandatory = true, ValueFromPipeline = false, Position = 2)]
        public string Text { get; set; }

        [Parameter(Mandatory = true, ValueFromPipeline = true, Position = 0)]
        public Process Process { get; set; }

        protected override void ProcessRecord()
        {
            var _app = new WindowsAppFriend(this.Process);
            dynamic form = _app.Type<Control>().FromHandle(this.Process.MainWindowHandle);
            foreach (var c in form.Controls)
            {
                if (ControlName == (string)c.Name)
                {
                    c.Text = Text;
                }
            }
        }
    }
}
ビルド方法
  1. Windows 8.1 SDK をインストールする。
  2. Visual Studio 2010以降でC#のクラスライブラリを新規作成する。
  3. C:\Program Files (x86)\Reference Assemblies\Microsoft\WindowsPowerShell\3.0 にある.dllを参照設定する。
  4. 対象フレームワークを.NET 4.5、対象プラットフォームをx64にする。
  5. 上記のコードを貼り付ける。
  6. NuGetでFriendlyおよびFriendly.Windowsを追加する。
  7. ビルドする。
使用方法

上記をビルドして生成したDLLにはGet-FormControlTextと、Set-FormControlTextの2つのコマンドレットが含まれます。

# コマンドレットのインポート
Import-Module "dllのフルパス"

# 操作対象のプロセスオブジェクト取得
$p = Get-Process WindowsFormsApplication1 

# プロセスを指定して、すべてのコントロールのテキストを取得
Get-FormControlText -Process $p

# プロセスとコントロール名を指定して、テキストを取得
Get-FormControlText -Process $p -ControlName textBox1

# 位置パラメータなので以下のようにも書ける
Get-FormControlText $p textBox1

# パイプラインからプロセスオブジェクトを入力することもできる
$p | Get-FormControlText -ControlName textBox1 

# プロセスとコントロール名を指定して、テキストを変更する
Set-FormControlText -Process $p -ControlName textBox1 -Text Wankuma
Set-FormControlText $p textBox1 Yokohama
$p | Set-FormControlText -ControlName textBox1 -Text 6
制限事項

フォーム直下に配置されたコントロールしか取得できない(と思います)。

Windows Formアプリケーションにしか対応していない(と思います)。

x64アプリしか操作できない(と思います。x86用はアセンブリを分ける必要がある??)。(←9/9追記)

コントロール名指定はCase sensitiveでワイルドカード不可です。(この辺ただの手抜きですが)

今後の方針?

上のコードをみてもらえればわかると思いますが、ちょっと触ってみたら一応動くものができるくらい、Friendlyは分かりやすいです。皆さんもぜひ使ってみてください。

本来は、テキストじゃなくてコントロールそのものをGetしたりSetしたりInvoke(クリックとか)したりできるようにしたかったんですが、Controlはシリアル化できないオブジェクトなので、Friendlyで実物を持ってきてコマンドレットに出力する、というのは無理でした。何らかのプロキシオブジェクトみたいなのでラップしたりすれば良いかと思います。

それにしてもPowerShellとFriendlyの組み合わせはものすごい可能性を秘めている予感がします。

システム管理方面では…

セッションでもやりましたが、PowerShellコマンドレットベースのアプリケーションを作ると、GUIとCUIのいいところどりが出来る、とはいうものの、コマンドインターフェースがなくGUIオンリーのアプリケーションはまだまだたくさんあるのが現実かと思います。そういうアプリケーションも、PowerShellデフォルトの機能のみではつらいですが、上記のようにFriendlyを併用すれば、GUI操作の自動化が容易になると思います。

開発方面では…

C#でFriendlyを使ったGUIのテストコードを書く以外に、上記のようなFriendlyの機能をラップしたコマンドレットを用意することで、PowerShellスクリプトでもテストコードを書くことができるようになると思います。その際、Pester等のPowerShell用テストフレームワークを併用すると、より一貫したテストコードが記述できるようになるんじゃないかと思います。

いずれは(いつ?)、Friendlyの機能をラップしたコマンドレット群をきちんと設計、実装して、モジュールとして公開したいですね!

2013/12/05

はじめに

この記事はPowerShell Advent Calendar 2013の5日目の記事です。

突然ですが、PowerShellにはJobが完了するまで待機するWait-Jobコマンドレットというのがあります。これはその名の通り、パイプラインから入力したJobオブジェクトがすべて(あるいはどれか一つが)完了状態になるまでスクリプトの実行を待機する効果があります。

当然ながらWait-JobはJobオブジェクトにしか利用できませんが、任意の入力オブジェクトに対して待機条件を指定してやれば、その条件を満たすまで実行を停止するコマンドがあると便利なんじゃないかな?と常々思っていたので書いてみました。

Wait-State関数
function Wait-State
{
    [CmdletBinding(DefaultParameterSetName="ByProperty")]
    param(
        [Parameter(ValueFromPipeline=$true)]
        [PSObject]$InputObject,
        [Parameter(Position=1,Mandatory=$true,ParameterSetName="ByProperty")]
        [string]$Property,
        [Parameter(Position=2,ParameterSetName="ByProperty")]
        [object]$Value,
        [Parameter(Position=1,Mandatory=$true,ParameterSetName="ScriptBlock")]
        [Alias("Script")]
        [ScriptBlock]$FilterScript,
        [Parameter()]
        [switch]
        $Any,
        [Parameter()]
        [switch]
        $IgnoreImmutable,
        [Parameter()]
        [switch]
        $PassThru,
        [Parameter()]
        [switch]
        $AllOutput,
        [Parameter()]
        [int]
        $IntervalSec=1,
        [Parameter()]
        [int]
        $TimeoutSec=60
    )

    begin
    {
        $objects = @()
        $watch = New-Object System.Diagnostics.StopWatch
        $watch.Start()
        $firstChecked = $false
    }

    process
    {
        foreach($o in $InputObject)
        {
            $objects += $o
        }
    }

    end
    {
        while($true)
        {
            $remains = @()
            foreach($o in $objects)
            {
                if($firstChecked)
                {
                    if($o.Refresh)
                    {
                        $o.Refresh()
                    }
                }

                if($null -ne $FilterScript)
                {
                    if($o|&{process{&$FilterScript}})
                    {
                        if($PassThru)
                        {
                            if((!$IgnoreImmutable -or ($IgnoreImmutable -and $firstChecked)))
                            {
                                $o
                            }
                        }
                    }
                    else
                    {
                        $remains += $o
                    }
                }
                else
                {
                    if($Value -eq $o.$Property  -and (!$IgnoreImmutable -or ($IgnoreImmutable -and $firstChecked)))
                    {
                        if($PassThru)
                        {
                            if((!$IgnoreImmutable -or ($IgnoreImmutable -and $firstChecked)))
                            {
                                $o
                            }
                        }
                    }
                    else
                    {
                        $remains += $o
                    }
                }
            }

            if($remains.Length -eq 0)
            {
                break
            }
            elseif($Any -and $remains.Length -lt $objects.Length)
            {
                if($AllOutput -and $PassThru)
                {
                    $remains
                }
                break
            }
            elseif($watch.Elapsed.TotalSeconds -ge $TimeoutSec)
            {
                if($AllOutput -and $PassThru)
                {
                    $remains
                }
                break
            }
            
            $objects = @($remains)
            $remains = @()
            
            $firstChecked = $true

            Start-Sleep -Seconds $IntervalSec
        }
    }
}
コマンド構文
Wait-State [-Property] <string> [[-Value] <Object>] [-InputObject <psobject>] [-Any] [-IgnoreImmutable] [-PassThru] [-AllOutput] [-IntervalSec <int>] [-TimeoutSec <int>]  [<CommonParameters>]

Wait-State [-FilterScript] <scriptblock> [-InputObject <psobject>] [-Any] [-IgnoreImmutable] [-PassThru] [-AllOutput] [-IntervalSec <int>] [-TimeoutSec <int>]  [<CommonParameters>]
パラメータ

-InputObject:入力オブジェクト。パイプライン入力可。
-Property:変更を確認するプロパティ名。
-Value:-Propertyで指定のプロパティ値が、このパラメータに指定する値になるまで待機する。
-FilterScript:プロパティを指定する代わりに待機条件をスクリプトブロックで指定する。
-Any:入力のどれか一つが条件を満たすまで待機するようにする。(省略時は入力が全部条件を満たすまで待機)
-PassThru:入力オブジェクトが待機条件を満たした時点で、そのオブジェクトを出力する。省略時は出力なし。
-IgnoreImmutable:最初から条件を満たしている場合は出力しない。-PassThruと併用。
-AllOutput:タイムアウトした場合や-Any指定時に一部のオブジェクトしか出力していない場合でも、最終的に未出力のすべてのオブジェクトを出力してから終了する。-PassThruと併用。
-IntervalSec:プロパティ値のチェック、もしくは待機条件スクリプトの実行の間隔秒数を指定。デフォルト1秒。
-TimeoutSec:最大待機秒数。デフォルト60秒。この時間を過ぎると条件を満たしていなくても待機を終了する。

使用例
# 停止しているサービスがすべて開始するまで待機する。
Get-Service |? Status -eq Stopped | Wait-State -Property Status -Value Running

# 上記と同じだが、開始したサービスを逐次表示する。
Get-Service |? Status -eq Stopped | Wait-State -Property Status -Value Running -PassThru

# 停止しているサービスが少なくとも1つ開始するまで待機する。
Get-Service |? Status -eq Stopped | Wait-State -Property Status -Value Running -Any

# プロセスのワーキングセットが100MBを超えた段階で逐次表示する。
Get-Process | Wait-State {$_.WorkingSet -ge 100MB} -PassThru

# 上記と同じだが、最初から100MBを超えてるものは出力しない。
Get-Process | Wait-State {$_.WorkingSet -ge 100MB} -PassThru -IgnoreImmutable

# ディレクトリ内のファイル容量がすべて50KBを超えるまで待機し、出力のFileInfo配列を変数に代入。
$files = Get-ChildItem | Wait-State {$_.Length -ge 50KB} -PassThru -AllOutput -TimeoutSec 3600
問題点

プロパティ値を取得するときにリアルタイムに値が反映されないオブジェクト(要するにGetした時点のプロパティ値がずっと固定されてるもの)に対しては正しく動作しません。というか、PowerShellで扱うオブジェクトはほとんどそうなんじゃないかと思います(汗

ServiceControllerオブジェクト、Processオブジェクト、FileInfoオブジェクト、DirectoryInfoオブジェクトについては、Refreshメソッドを実行すると、プロパティ値を現在の値に更新してくれるので、それを利用してプロパティ値を監視できるようにはしています。

それ以外についても監視できるようにするには、たぶんそれぞれのオブジェクトに応じた監視方法を地道に調査して実装していくしかないんじゃないかなあと思います。

INotifyPropertyChangedインターフェースを実装したクラスについては、PropertyChangedイベントをSubscribeしてプロパティ値の変更を追跡できるようにしてみようとちょっと思ったんですが、PowerShellで扱うオブジェクトにINotifyPropertyChangedを実装したクラスのものってそんなにあるんだろうか?と疑問を覚えたのでやめました。

WMIオブジェクトについては何か共通の方法でプロパティ値変更を監視できないかなあと思ったんですが、結局IntervalSec間隔でクエリを発行する方法になってしまい、低コストで行う方法がちょっと思いつきませんでした。

ただ、-FilterScriptパラメータをサポートしているので、ここに書くことでいかようにも待機条件をカスタマイズできるので、極端な話、条件スクリプトブロックに{(Get-Hoge -Name $_.Name).Property -eq “ほげ”}みたいなコードを書いてゴリ押しすることもできるかと思います。

感想

というわけで、なんだか微妙な成果になって恐縮ですが、なんで無いんだろうと思っていた関数を実際に書いてみると、無い理由が分かったりするものなんだなあ、と思ったりした次第です。

スクリプトの解説を何もしてないですが、あえて解説する程のものでもないこともないですが、まあ長くなるのでやめときます。

ただ、入力オブジェクトを一旦全部取得してから、後続パイプラインに流し込む例としていくらか参考になるかもしれません。(beginで入れ物を用意して、processで詰めて、endでメインの処理を書くだけですけど)

あとはフィルタースクリプトブロックの実装方法の一例としても参考になるかも? スクリプトブロックを二重にして$_に対象オブジェクトがきちんと格納されるようにする方法、若干トリッキーな気もしますが正式にはどう書くのが良いのか不明なのでこうしてみました。

2013/09/04

ぎたぱそ氏がPowerShell で TCP/IP 接続監視をしたい | guitarrapc.wordpress.comというエントリを上げておられます。

ループを回して定期的に出力するとTableが一つにまとまらない、とのことですが、パイプラインの先頭で無限リストを出力するようにすればOKです。

あとデータの再利用を考えるなら、最初からCSVで出力しておくのが無難かと思います。

画面出力と同じものをファイル出力するだけで良いなら、Tee-Objectコマンドレットでもいいかと。

ついでに本体の関数も何となく短くしてみました。

function Get-NetTCPConnectionCheck
{
    $result = [ordered]@{Date = Get-Date}
    echo Listen, Established, TimeWait, CloseWait, LastAck |
        %{$result[$_] = 0}
    Get-NetTCPConnection |
        group state -NoElement |
        ?{$result.Contains($_.Name)} |
        %{$result[$_.Name] = $_.Count}
    [PSCustomObject]$result
}

&{process
    {
        while($true)
        {
            Get-NetTCPConnectionCheck
            sleep -Seconds 1
        }
    }
} |% {
    $_ | Export-Csv -Append C:\Users\daisuke\Documents\test.csv
    $_
} | Format-Table 

以上。

2013/01/20

PowerShellでFizzBuzz問題をいかに短く書くかというのは、人類にとっての太古からの命題であり、色々な方がチャレンジしています。

以下は国内でのチャレンジを、 日時、チャレンジャー名、コード文字数(半角スペース消去後)、初出アドレス で時系列にまとめたものです。

2007/11/06 牟田口 89文字 リンク
2007/11/07 囚人さん 86文字 リンク
2007/11/07 よこけんさん 75文字 リンク
2007/11/13 よこけんさん 57文字 リンク
2013/01/19 guitarrapcさん 57文字 リンク

私の現在の最短コードはこれです。PowerShell 3.0でしか動きませんが、51文字です。

1..100|%{($t="fizz"*!($_%3)+"buzz"*!($_%5))+$_[$t]}

PowerShell 2.0でも動くバージョンは以下。54文字です。

1..100|%{($t="fizz"*!($_%3)+"buzz"*!($_%5))+@($_)[$t]}

きっと解説は不要だと思いますが蛇足を承知で少しばかり。

$_%3 は、剰余を求める演算子%を使っているので、$_が3の倍数のとき0を返します。

!(0)とすると、0はboolに型変換され$falseとなり、その論理否定なので!(0)は$trueになります。

”fizz”*$true とすると右辺はintに型変換されるので”fizz”*1が評価され、”fizz”を返します。PowerShellでは「文字列*整数値」で文字列を整数値回繰り返した文字列を返すことを利用しています。

同じことを”buzz”に対しても行い、結果を+で連結します。このとき、”fizz”か”buzz”か”fizzbuzz”か””(空の文字列)のいずれかを返します。得られた値を@とします。

($t=@) とすると$tに@の値を入れつつ、@の値を返します。

@($_)[$t] とすると、$tが””(空の文字列)の場合は型変換され@($_)[0]が評価されます。よって、$tが””のときは@($_)の0番目の要素、$_、すなわち元の数値が取り出されます。最後に””と元の数値を+で連結したものが出力されるので、結果として数値のみが出力されます。

$tが”fizz”か”buzz”か”fizzbuzz”の場合は@($_)[$t]は配列の範囲外なので$nullを返します。よって$t+$null、すなわち$tの文字列がそのまま出力されます。

PowerShell 3.0だと非配列変数でも[]演算子を使用することができます。よって$_[0]は$_と等しく、$_[文字列]は$nullです。これによって@($_)のように配列化する必要がなく、3文字短縮できたわけです。

2012/12/14

本記事はPowerShell Advent Calendar 2012の14日目の記事になります。

前回(アドベントカレンダー1日目)は「PowerShellらしい関数の書き方」と題して、パイプライン内でうまく他のコマンドと連携させるための関数をどう書けばいいのか、ということについて書きました。前回の関数の例では入力型と出力型がstringだったのですが、実際は自分で定義した型を入力、出力値に取るように書くのが普通かと思います。今回は、それをするためにどうやって型を定義するのか、そしてその型を関数にどう指定するのか、という話をします。

PowerShellにはクラス定義構文がない

そもそもの話になるんですが、型を定義する、つまりはクラスを記述するためのPowerShellのステートメントやコマンドレットが無いため、PowerShell単独ではできません。なので無理です以上おしまい。…というわけにはいかないので、実際はどうするのがいいのかという話をしていきます。

方法としては大きく分けて二つあると思います。

1.C#など他の.NET言語を用いてクラスを記述する

2.ユーザー定義オブジェクトを作成する

今回は1の方法を説明します。

C#を用いてクラスを記述する

つまりはPowerShellでクラスを定義できないなら、C#を使えばいいじゃない。ということです。幸いPowerShell 2.0からはAdd-Typeというコマンドレットを用いると、C#やVBなど.NET言語のソースをその場でコンパイルしてアセンブリとして現在のセッションに読み込むことが可能です。

たとえば、論理ドライブを表すDriveというクラスを定義してみます。

Add-Type -TypeDefinition @"
    namespace Winscript
    {
        public enum DriveType
        {
            Unknown, NoRootDirectory, RemovableDisk, LocalDisk, NetworkDrive, CompactDisc, RAMDisk
        }

        public class Drive
        {
            public string Name {get;set;}
            public string VolumeName {get;set;}
            public DriveType Type {get;set;}
            public long Size  {get;set;}
            public long FreeSpace  {get;set;}
            public long UsedSpace  {get;set;}
            public string RootPath {get;set;}
        }
    }
"@ -Language CSharpVersion3

このようにC#のコードを文字列として-TypeDefinitionパラメータに与えると、コンパイルされて指定のクラス(ここではWinscript.Drive)がロードされます。

ここで-Language CSharpVersion3というパラメータは指定コードをC# 3.0としてコンパイルすることを指定するため、今回使用している自動実装プロパティなどC# 3.0の構文が利用できます。なおこのパラメータはPowerShell 3.0では不要です。ただし明示しておくとPowerShell 2.0でも正しく動作します。というのも-Languageパラメータ省略時はPowerShell 2.0ではC# 2.0でコンパイルされるのですが、PowerShell 3.0ではC# 3.0でコンパイルするためです(逆にPSv3でC#2.0でコンパイルするには”CSharpVersion2”という新しく追加されたパラメータ値を指定します)

なお、ここでは-TypeDefinitionパラメータを用いてクラス全体を記述しましたが、この例のように列挙体も定義してそれをプロパティの型にするなどせず、すべて基本型のプロパティで完結するのならば、-MemberDefinitionパラメータを使ってメンバ定義だけを行う方が記述が短くなります。以下はWinscript.Manというクラスを定義する例です。

Add-Type -Namespace Winscript -Name Man -MemberDefinition @"
    public int Age {get;set;}
    public string Name {get;set;}
"@ -Language CSharpVersion3

例のようにC#のコード内には特にロジックを記述せず、単にデータの入れ物となるクラスにとどめておくのが良いかと思います。別にロジックを書いてもいいのですが、ISEで記述する限りはC#の編集に関してはただのテキストエディタレベルの恩恵しか受けないですし、それなら最初からVisual Studio使ってC#で全部コマンドレットとして書けばいいのに、ともなりかねないので。PowerShellでは実現困難な処理などがあればそれをメソッドとして書く程度ならいいかもしれません。ただしメソッドを記述してもそれをユーザーに直接使わせるというよりも、関数でラップして使わせる形が望ましいでしょう。

さて、次はこのクラスのオブジェクトを扱う関数を記述していきます。

定義した型のオブジェクトを扱う関数の記述

ここでは3つの関数を定義しています。Get-Drive関数はシステムに含まれるすべての論理ドライブを取得、Show-Drive関数は指定のDriveオブジェクトをエクスプローラで開く、Set-Drive関数は指定のDriveオブジェクトのボリューム名(VolumeNameプロパティ)を変更するものです。

ちなみに関数の動詞部分(ここではGet, Show, Set)は、Get-Verb関数で取得できるリスト以外のものは基本的に使わないようにします。モジュールに組み込んだ場合、インポートのたびに警告が出てしまうので。

関数の基本については前回に書いているので、今回のコードはそれを踏まえて読んでみてください。

function Get-Drive
{
    [OutputType([Winscript.Drive])]
    param(
        [string[]]$Name,
        [Winscript.DriveType]$Type
    )

    Get-WmiObject -Class Win32_LogicalDisk | ForEach-Object {
        if($null -ne $Name -and $Name -notcontains $_.Name)
        {
        }
        elseif($Type -ne $null -and $_.DriveType -ne $Type)
        {   
        }
        else
        {
            New-Object Winscript.Drive -Property @{
                Name = $_.Name
                VolumeName = $_.VolumeName
                Type = [enum]::Parse([Winscript.DriveType],$_.DriveType)
                RootPath = if($_.ProviderName -ne $null){$_.ProviderName}else{$_.Name + "\"}
                Size = $_.Size
                FreeSpace = $_.FreeSpace
                UsedSpace = $_.Size - $_.FreeSpace
            }
        }
    }
}

(↑10:33 foreachステートメントではなくForEach-Objectコマンドレットを使うように修正。Get-*な関数のようにパイプラインの先頭で実行する関数でも、内部でPowerShellのコマンドレットや関数の出力を利用する場合は、配列化してforeachするよりも、ForEach-Objectで出力を逐次処理した方が良いですね。内部関数の出力がすべて完了してから一気に出力するのではなく、内部関数が1個オブジェクトを出力するたびに出力するようにできるので。)

function Show-Drive
{
    [OutputType([Winscript.Drive])]
    param(
        [Parameter(ValueFromPipeline=$true,Mandatory=$true)]
        [Winscript.Drive[]]
        $Drive,
        
        [switch]
        $PassThru
    )

    process
    {
        foreach($d in $Drive)
        {
            Start-Process $d.Name
            if($PassThru)
            {
                $d
            }
        }
    }
}
function Set-Drive
{
      param(
        [Parameter(ValueFromPipeline=$true,Mandatory=$true)]
        [Winscript.Drive]
        $Drive,
        
        [Parameter(Mandatory=$true)] 
        [string]
        $VolumeName
    )

    process
    {
        Get-WmiObject Win32_LogicalDisk -Filter "DeviceID='$($Drive.Name)'" |
            Set-WmiInstance -Arguments @{VolumeName=$VolumeName} | Out-Null
    }
}

細かい説明は省きますが、前回説明した関数の基本フォーマットに、自分で定義した型を適用してロジックを書くとこうなる、という参考例としてとらえてください。

一つだけ前回に説明し忘れてたことがあります。それは[OutputType]属性です。これは文字通り、関数の出力型を指定するものです。この属性を指定しておくと何が嬉しいかというと、関数の出力を変数に代入したりWhere-Objectコマンドレットでフィルタをかけるコードを記述する際、関数の実行「前」にもプロパティ名をちゃんとタブ補完してくれるようになります。残念ながらこの静的解析機能はPowerShell 3.0からのものなので2.0だとできませんが、OutputType属性自体は2.0でも定義可能なので、定義しておくことを推奨します。

さて、型の定義と関数の定義をしたので実際に関数を実行してみます。

PS> Get-Drive # 全ドライブ取得

Name       : C:
VolumeName :
Type       : LocalDisk
Size       : 119926681600
FreeSpace  : 12262494208
UsedSpace  : 107664187392
RootPath   : C:\

Name       : D:
VolumeName :
Type       : LocalDisk
Size       : 500086886400
FreeSpace  : 198589583360
UsedSpace  : 301497303040
RootPath   : D:\

Name       : Q:
VolumeName :
Type       : CompactDisc
Size       : 0
FreeSpace  : 0
UsedSpace  : 0
RootPath   : Q:\

Name       : V:
VolumeName : 
Type       : NetworkDrive
Size       : 1500299390976
FreeSpace  : 571001868288
UsedSpace  : 929297522688
RootPath   : \\server\D

PS> Get-Drive | where {$_.Size -gt 1TB} # Where-Objectでフィルタ

Name       : V:
VolumeName : 
Type       : NetworkDrive
Size       : 1500299390976
FreeSpace  : 571001868288
UsedSpace  : 929297522688
RootPath   : \\server\D

PS> Get-Drive -Type NetworkDrive | Show-Drive -PassThru | ConvertTo-Csv #ネットワークドライブのみエクスプローラーで開く。取得結果はCSVとして出力。
#TYPE Winscript.Drive
"Name","VolumeName","Type","Size","FreeSpace","UsedSpace","RootPath"
"V:","","NetworkDrive","1500299390976","571001868288","929297522688","\\server\D"
PS> Get-Drive -Name D: | Set-Drive -VolumeName 新しいドライブ # D:ドライブのボリューム名を指定。(管理者権限で)

関数をきちんとPowerShellの流儀に従って記述したおかげで、このようにPowerShellの他の標準コマンドレットと同様の呼び出し方ができ、自作関数やそれ以外のコマンド同士をうまくパイプラインで繋げて実行することができています。

さて、おそらく一つ気になる点があるとすれば、ドライブの容量表示が見づらいということでしょう。容量であればGBとかの単位で表示してほしいですし、大きい数字は,で桁を区切ってほしいですよね。じゃあそういう値を文字列で返すプロパティを定義してやる必要があるというかと言えばそんなことはなく、PowerShellには型に応じた表示フォーマットを指定する方法が用意されています。次回はそのあたりを解説しようと思います。

また、C#とかめんどくさいしもうちょっと楽な方法はないのか?ということで、最初の方でちょっと触れた、ユーザー定義オブジェクトを利用する方法も、余裕があれば次回に。

さて、PSアドベントカレンダー、明日はsunnyoneさんです。よろしくお願いします!


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